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一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

『がんと闘った科学者の記録』戸塚洋二【著】・立花隆【編】(文藝春秋)

2009年07月04日 | 読書
最近読んだ本の中では、際立った一冊。 言うまでもなく、人生は不平等である。 出生、育った環境、容姿、そして才能…… だが、「死ぬ」という一点においては平等のような気がする。 お金持ちであろうがなかろうが、頭が良かろうが悪かろうが、最後は皆死ぬ。 早い遅いはあるが、誰もが必ず死ぬ。 ノーベル賞候補の物理学者しかり。 ニュートリノ観測でノーベル賞を確実視されていた物理学者・戸塚洋二。 本書は、 . . . 本文を読む