一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

『銀河鉄道の父』(門井慶喜)…父でありすぎた(宮沢賢治の)父を描いた感動作…

2018年03月06日 | 読書
第158回(2017年下半期)の直木賞と芥川賞が、 今年(2018年)の1月16日に発表された。 直木賞の受賞作は、『銀河鉄道の父』(門井慶喜)であった。 〈読んでみたい!〉 と思い、私が住む町の図書館に予約すると、 1ヶ月ほど待って、すぐに借りることができた。 (これが都会の図書館だったら、かなり待たされたことであろう) 受け取った本を見ると、案外厚く、 408頁もあって、読み応えがあり . . . 本文を読む