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一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

シリーズ「麓から登ろう!」33.鬼ノ鼻山~聖岳 ……登り納めは、裏山で……

2014年12月24日 | シリーズ「麓から登ろう!」
山へ行けるのは、
今日が、年内最後となった。
登り納めは、どの山にしようか……と考えたのだが、
やはり、いちばん近くの山で、
いつも何かとお世話になっている裏山にしようと決めた。
自宅から登山靴を履いて歩き出し、
鬼ノ鼻山から聖岳へと縦走し、
周回するように戻って来る。
裏山と言っても、
自宅から歩き出して、縦走、周回すると、
約5時間の行程である。
「裏山を侮ることなかれ」

玄関で登山靴を履き、
午前8時に家を出る。
今日の天気は、曇り時々雨の予報。

住宅地を抜け、国道203号線を渡ると、
田園地帯となる。


ここで、GPSの電源をONにする。


彼方に見えるのが、両子山。


山の端から太陽が顔を出す。


こんな風景が大好きだ。




冬至も過ぎ、
これからは段々と日が長くなっていく。
そう思うと、なんとなく嬉しい。(笑)
そんなウキウキした気分で歩いていたら、
ホトケノザに出逢った。
たくさん咲いている。


ありふれた花だが、
よく見ると、美しい。




ナズナも咲いている。


いいね~


花の少ない時期なので、
花はまったく期待していなかったが、
案外多く見かける。
今度は、菜の花に出逢った。


正月も来ていないのに、
もう春がやってきた気分。


オオイヌノフグリや、


スミレにも出逢えた。


おっ、オドリコソウだ。


この花もたくさん咲いていた。


私の住む多久市は、ミカンが有名。
ミカン畑がたくさんある。


自宅を出発して、1時間ほどで、
天ヶ瀬ダムが見えてきた。


いつもの階段。(笑)


一気に登って、振り返る。


ダム湖には渡り鳥がたくさんいた。


ゆっくり登って行く。


柿や、


カラスウリの実の色が、
色彩のない風景に彩りをそえる。


これは何の実でしょう?
そうノダケです。


やはり山登りはいいね~


「憩いの森公園」駐車場には、
予想通り1台の車もなかった。


美しい林を抜けて行く。






まずは、第一展望所へ向かう。
展望はイマイチ。


鬼の展望台へ登って行く。


到着。


やはり遠望がきかない。




鬼ノ鼻山山頂へ向かって歩いて行く。


鬼ノ鼻山山頂に到着。
八幡岳の山頂には雲がかかっている。


やはり遠くは見えない。
反対側の天山もまったく見えなかった。


聖岳へ向けて縦走路を歩き出す。


鬼のテラスへ立ち寄る。
ここは私の好きな場所。




あまり期待していなかったが、
サザンカの花はけっこう咲いていた。



伐採されて、花をつけていない木も多かったが、
思ったよりも多く花を見ることができた。


弁財天が祀られている福寿山を通過。


雪が少し残っていた。


嬉しい。


雰囲気の好い縦走路が続く。


二等三角点がある場所には、
「弁天山」の標識があった。


三角点のある場所から少し先を、右に下る。


と、クスノキの群生林に出逢う。




ここには樹齢100年くらいのクスノキが約800本あり、
「さが名木100選」にも選ばれている美林なのである。


さすがの美しさ。


ここから聖岳にとりつく。


距離は短いが、
けっこうキツイ急坂を登りつめると、


聖岳山頂に到着。




展望所で、行動食を食べながら、しばし休憩。


ここも、眺めは、やはり、遠望がきかなかった。


登って来た急坂を、今度は下って行く。


ここから、縦走路へは戻らず、
右の林道へ入って行く。


林道井上線を軽快に下って行く。


樹林帯を抜け、見晴らしの良い場所に出る。


ここからの眺めは良かった。


ため池の横を通過。
こんな所に池があるなんて思わなかった。


往路に合流する手前で、


GPSの電源をOFFにする。


右側の沢を見ながら歩いて行く。




雲に隠れて見えなかった天山が、見えてきた。
嬉しい。


約5時間の山歩きであった。


今年は、本日で登り納め。
今年の山行日数71日。
大晦日までには、
【2014年・極私的回顧 ……こうして私は「七十一日の王」となった……】
を更新したいと思っている。
映画レビューも1~2回は更新したい。
乞うご期待。

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