一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

海抜0メートルから登る隠居岳 ……ふるさとの山、なつかしい山……

2018年04月05日 | 海抜0mから登る隠居岳(単独行)


4月4日から佐世保で「坂道のアポロン展」が始まった。(4月15日まで)
4月4日(水)はちょうど私の公休日だったので、
「坂道のアポロン展」の初日に行ってみたいと思った。
3月25日に佐世保に行ったときは、
「海抜0メートルから登る烏帽子岳」をやった。
今回も山登りをしようと思い、
「海抜0メートルから登る隠居岳」をやることにした。
登ったあとは、
烏帽子岳の方へ縦走し、
3月25日に利用した「山祇ルート」で佐世保の繁華街の方へ下山することにする。

4月4日(水)の朝7時過ぎ、
早岐瀬戸に佇む老いた男一人。


おっ、階段があった!


“出発の儀式”完了。
7:18
出発。


地図では川のように見えるが、
「早岐瀬戸」と言って、海なんだよね。
その証拠に、潮の香がプンと鼻をつく。


早岐駅前の通りを歩いて行く。


陣の内川に出合ったところで右折し、
川に沿って歩いて行く。


国道35号線に出合うので、
右折して、しばらく歩く。


向かって右側に、「空」というレストランがある。
とても美味しい料理を提供してくれる店で、
値段もリーズナブル。
ぜひぜひ。


7:45
「平松入口」の信号から左折する。


西九州自動車道が見えてくる。


西九州自動車道の下を潜って歩いて行く。




この四つ角は、直進。


道標もあった。


ツクシや、


オドリコソウを見ながら高度を上げていく。


眺めの良い場所で、早岐方面を見る。
かなり歩いてきた。


平松の集落が見えてきた。


分岐で迷うような場所には、道標があって助かる。


隠居岳が近くなってきた。




味気ない道に見えるが、


ムラサキケマンや、


キケマンなどが咲いていて、飽きない。


9:11
ウォーカーズ・パークに到着。


隠居岳にとりつく。


とりつき点には、スミレの花がいっぱい。


植林帯をゆっくり登って行く。


山桜が満開であった。


ツツジ園に到着。(ツツジ園とは言っても、自生のヤマツツジです)
5月下旬には、ここも赤く染まっていることだろう。


赤土の急登にあえぎつつ登り、


9:40
隠居岳山頂(669.8m)に到着。




早岐瀬戸から約2時間20分で、
「海抜0メートルから登る隠居岳」達成。




佐世保生まれの私にとっては、ふるさとの山であり、
高校時代には烏帽子岳よりも頻繁に登っていた山である。


少し休憩し、
行動食を食べたあと、
9:46
烏帽子岳方面へ出発。


縦走路とは言っても、舗装された道である。
だが、私にとっては懐かしい道である。




烏帽子分校がなくなっていた。


新緑が美しい季節になってきた。


10:58
親子池(私の子供の頃は「親子堤」と言った)の横を通過。


この分岐は左へ。(右は烏帽子岳山頂方面)


ここから左折。
烏帽子岳の「山祇ルート」を使って、
佐世保の繁華街の方へ下山する。


私の好きな照葉樹林帯にさしかかる。




この辺りが私のお気に入りの場所。


いいね~


照葉樹林の案内板から少し下った辺りで、
ムサシアブミや、


フデリンドウに出逢った。




烏帽子岳は花の少ない山という印象があったが、
探せば案外多くの花があるのかもしれない。


先日と同じく、カトリック三浦町教会の方へ下ってきた。


アルカスSASEBOの前を通過。


アーケード街へ入って行く。


12:12
今日の目的地「島瀬美術センター」に到着。




早岐瀬戸から約5時間の歩き旅であった。


このあと、
「坂道のアポロン展」を見学し、
映画館に移動して、
三度目の『坂道のアポロン』を鑑賞したのだが、(笑)
その話は、また後日に……
今日も「一日の王」になれました~


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