一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

久住山・中岳 ……「2012年に登った山」のベスト10のひとつがもう決定!……

2012年01月03日 | その他・佐賀県外の山
2012年が始まった。
毎年のことながら、年末年始は仕事をしていて、
今日(1月3日)が、今年初めての休み。
そう、私にとって、「登り初め」の日だ。
登り初めは「くじゅう」でと、
平六さんと話し合って決めていた。
私はいつも自宅から近い佐賀県内の低山を主体に登っているので、
登り初めの日くらいは、ちょっと派手に「くじゅう」へ……(笑)

牧ノ戸登山口から歩き始め、


久住山に登った後、
中岳へ向かい、山頂で昼食。
その後、天狗ヶ城を経由して、
牧ノ戸登山口へ戻ってくる。


5:00
多久IC入口駐車場にて、平六さんと待ち合わせ。
平六さんの車で、一路、くじゅうへ。
本日の天気は、一日中「曇り」の予報。
無風とのことで、雪も霧氷も期待できないかも……と、やや悲観的。
長者原までは、雪も霧氷もまったく見当たらず、ガックリ。
ところが、牧ノ戸に向かって高度を上げていくと、
うっすらと積雪が見られるようになってきた。
そして霧氷も……

7:45
牧ノ戸登山口駐車場に到着。
意外なことに、車は少なく、ちょっとビックリ。
すぐに出発準備。
スパッツ、アイゼンを装着。


8:11
牧ノ戸登山口を出発。


霧氷のトンネルの中を登って行く。
ほとんど期待していなかっただけに、嬉しい。


第ニ展望所で、小休止。
ここから見える霧氷も美しい。


8:38
沓掛山を通過。

ここから先は、白い世界。


ややガスってはいるが、それ故に魅惑的。


月のように見えるのは、実は太陽。
幻想的な世界。


森のすべての木に白い花が咲いたよう……


霧氷のトンネルを通っていると、
陽が差してきて、青空も見えた。


霧氷が青空に映える。


見えているものすべて霧氷。
太陽の光を浴びて、一斉に輝く。


日本ではないような風景。


星生山方面も霧氷で埋め尽くされている。


登山道を挟んで反対側も素晴らしい景色。


こんな登山道を歩けるなんて、私はなんて幸せ者なんだ。(笑)


カカポくんも喜んでいる。


陽が差したり、陰ったり……
光の芸術を堪能させていただく。


平六さんと二人、「わ~」「わ~」言いながら歩いていた。(笑)


久住山が見えてきた。


左を見ると、霧氷の向こうに岩稜が……
なんて美しいんだろう。


久住山が近づいてくる。


10:11
久住分かれ避難小屋を通過。


久住山にとりつく。


エビの尻尾がすごくて、なんの標識が判らず。(笑)


10:38
久住山山頂に到着。
風が強かった。


雲の間から下界を見る。
下界に雪はまったくなく、なんだか不思議な感じ。


中岳へ向かう。


11:04
御池に到着。


池は凍っており、池の上で記念写真。


池の周囲は、すごい霧氷。


御池を過ぎても、すごい霧氷。(笑)


中岳山頂に、人が見える。


中岳山頂直下には大きな岩がゴロゴロしている。


11:30
九州本土最高峰・中岳山頂に到着。
寒かった~


岩陰で風をさけながら昼食。
昼食後、天狗ヶ城へ向かう。

12:10
天狗ヶ城に到着。
ここも寒い。
早々に退散。


下りてきて、天狗ヶ城を見上げる。
山頂はガスの中。


またもや陽が差してきて、美しい風景が眼前に広がる。


素晴らしい風景を楽しみながら帰路につく。


隠れていた三俣山も姿を現し、見送ってくれた。


往路と同じように、
復路もまた、
光の芸術に酔わされた。


久住山に別れを告げる。


12:48
久住分かれ避難小屋を通過。

久住山が遠ざかる。


13:56
沓掛山山頂に到着。
いつもは山頂直下を通過するだけなので、
山頂に立ち寄り、標識を写真に撮る。


この沓掛山山頂からの眺めも素晴らしい。


14:14
牧ノ戸登山口に到着。
昼食時間を含め、約6時間の山歩きだった。


素晴らしい「登り初め」であった。
あれほどの霧氷を見ることができたのは、
やはり平六さんの日頃の行いが良いからだろうと思う。
平六さんに感謝。
気が早いかもしれないが、
今回の山行は、
「2012年に登った山」で、
ベスト10のひとつに必ずや選ばれるであろう登山であった。
初っぱながこのレベルだから、
今年の山歩きが俄然楽しみになってきた。
乞うご期待……である。

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