一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳の春をたずねて2012 ……素敵な仲間がたくさんやってきた……

2012年05月13日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
待ちに待った「八幡岳自然観察会」の日。
今回も、素敵な仲間がたくさん八幡岳にやってきた。
佐賀県内(リーフさんお母ちゃんミーちゃん、他)はもちろん、
長崎県(そよかぜさん、みつばさん、ミッセルさん、他)、
福岡県(はっちさんhiroさんhirokoさんtachiaoiさん、他)からも参加者があり、
本日の参加者は、なんと29名。
初参加の方も多く、新鮮かつ賑やかな観察会となった。

集合場所の唐津市相知支所前駐車場では、
定刻になると、主催者である平六さんから、
観察会の説明が始まった。


観察会のスケジュールの他、
八幡岳に関するいろいろな事を、
解りやすく話される平六さん。


身振り手振りをまじえ、ユーモアたっぷりの解説に、
皆さんからも笑い声が……
楽しい一日になりそうな予感……


数台の車に分乗して、いざ出発。
最初の見学場所は、蕨野の棚田が見える展望台。
もうすぐ田植えなので、棚田も水田になりつつある。


初参加の方々に人気があったのが、
「恋人たちの聖地」(笑)ともいうべき、
棚田のある箇所がハート型に見えるという場所。


「ほらほら、あそこがハート型に見えるでしょ」
「え~、どこどこ?」
「ほら、あそこ」
「え~、わからんよ~」


「もうちょっと、前から見てみんね。ハートを見つけきらんていうことは、心に愛が無いということよ。あなた、愛が無かとやなかね」
「そがんことはなかよ。私の心は愛で満ち溢れとるよ」
「ほんまかいな?」
「あっ、見えた見えた。ハート型に見えるよ~」


ハート型、皆さんも見つけることができましたか?


棚田ばかり眺めているワケではありません。(笑)
山野草の観察もちゃんとやってますよ。


カノコソウが美しい~


「あっ、モミジウリノキだ~」


なんで喜んでいるかというと、
6月になると、こんな美しい姿に変身するからだ。
来月、また見にこよ~っと。
(写真は2009年6月17日に井原山・洗谷にて撮影)


ホウチャクソウはたんさん咲いている。


コガクウツギも数を増してきた。
地味だけど、好もしい。


ハナイカダは終盤を迎えていた。
それにしても、葉の上に花が咲くなんて、なんと不思議な……


花の載った葉を筏に見立てたハナイカダ(花筏)という名前も素敵!


場所を変えて、花探索。
皆さん、真剣モード。(笑)


エビネはたくさん咲いている。


目移りするほどに……


ギンリョウソウもたくさん。
近くで見ると、美しい~


ほんのりピンクのギンリョウソウも……


小さくて可愛いギンリョウソウもうっすらピンクに染まっている。


秘密の花園に、キンランは今が盛りと咲いていた。


この花を見ていると、本当に幸せな気持ちになるよね。


そしてそして、この花も発見!
皆さんから歓声があがったのは言うまでもない。


ランチタイム。
観察中に摘んできた春菜で天ぷらを作って試食。
ワイワイガヤガヤと賑やかな昼食となった。
私はトラメジーノで、「沢山(タクさん)ホットサンド」作り。


参加者全員分のホットサンドを作った。
ホットサンドは、この端っこの焦げたパリパリとした部分が美味しいと評判。
手伝って下さった、そよかぜさん、みつばさん、ありがとう!
そして、差し入れを持ってきて下さった皆さん、ありがとう!


昼食後は、
平六さんが画用紙と鉛筆を配布し、
スケッチ大会。
皆さんそれぞれ、思い思いの対象物を描いておられた。
おだやかで、とても素敵な午後のひととき。
平六さん、グッドアイデアでしたね。


今回も素晴らしい観察会であった。
平六さん、
ネイチャー佐賀の皆さん、
そして、各地から参加して下さった皆さん、
ありがとうございました。
今日も「一日の王」になれました~

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