一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

女山(船山)

2007年03月11日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
多久市と唐津市(厳木)の境にある女山(船山)に登ってきた。
この山、これまで、佐賀県の山を扱った登山ガイドブックには必ず掲載されていたのに、昨年「山と渓谷社」から出版された『新・分県登山ガイド40 佐賀県の山』では、リストから外されていた。
残念!
やはり、植林の山ということで、人気がないのか?
確かに、いつ登っても、登山者に会うことはめったにない。
でも、この植林帯の登山道は、下を向いて歩くと、意外にいろんな植物がある。
春は、何と言っても「フキノトウ」。
小群落が所々に見られる。
私が登ったのは、池高原からの往復・ラクラクコース。
ゆっくりフキノトウを摘みながら登った。

帰って、さっそく天ぷらに……
《フキの苦味成分には微量の発ガン性物質が含まれるので、ゆでてあくをぬき、季節の味覚として、少量を楽しむようにしよう》
『山と渓谷』3月号に、こう書かれていた。
サッと茹でると、あのほろ苦い匂いが、部屋中に広がった。
天ぷらにして、ビールを飲みながら食べると、ふわ~と口の中に春の味と香りが充満する。
うめぇ~!!
写真のフキノトウも、もはや、私の胃袋の中です。m(_)m


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