一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山……白花のムラサキセンブリも開花し、もう“センブリ祭り”が始まっていた……

2023年10月04日 | 天山・彦岳


10月3日(火)

今日は、「登山の日」とのこと。
日本アルパイン・ガイド協会の重野太肚二氏が発案して、
1992年(平成4年)に日本山岳会が制定したもので、
日付は、日本山岳会が1905年(明治38年)10月に発足したことと、
「と(10)ざん(3)」(登山)と読む語呂合わせから。
せっかくの記念日なので、ホームマウンテンの天山へ。(笑)

とは言っても、花の名峰・天山は、秋の花が咲き揃うこの時期、登山者がやたら多い。
なので、誰もいない早朝に駆け上がり、
(今日も)いきなり天山山頂からスタートする。(コラコラ)




本日は「曇り」の天気予報で、実際曇ってはいたが、遠望が利き、


雲仙や、


多良山系の山々も見ることができた。


稜線散歩へ。


アキノキリンソウや、




リンドウは数を増していた。




アキノキリンソウとリンドウのコラボ。


最初に咲いたウメバチソウは、花期を終えていた。


二番目に咲いたウメバチソウは、見頃を迎えていた。


そして今日は三番目に咲いた花も見ることができた。
蕊が開き切っていないが、この時期が最も美しい。


ウメバチソウとアキノキリンソウのコラボ。


タンナトリカブトはピークを迎えつつある。


今はあちこちで見ることができる。




今の天山の主役である。


それにひきかえ、マツムシソウや、




キュウシュウコゴメグサは、随分と数を減らしていた。




ツルリンドウも次第に目立たなくなってきた。




淋しくなってきた……と思いきや、
センブリがあちこちで開花し、
稜線では“センブリ祭り”が始まっていた。


小さな花なので目立たないが、


気を付けて歩いていると、至る所に咲いている。


こちらにも、


こちらにも、


もうお祭り状態。


ワッショイ、


ワッショイ、


楽しくて仕方がない。


ムラサキセンブリも負けてはいない。




センブリほどではないが、あちこちで咲き始めた。




たくさん花をつけた株もあった。


いいね~


そして、今日は、ムラサキセンブリの白花も開花していた。




角度を変えてパチリ。


こちらにも咲いている。


立ち姿がなんとも美しい。


“センブリ祭り”を締めくくるに相応しい美しさだった。


さあ、登山者が登って来る前に帰るとしよう……
今日も「一日の王」になれました~


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