
天山ばかり登っていたら、
八幡岳がヤキモチを焼くので、
今日は八幡岳に登ることにした。
八幡岳の方にも、春の花が咲き始めているに違いない。
まず、いつもの場所で、「蕨野の棚田」を眺める。
この棚田は、春には菜の花の色に染まるのだが、
今年は春の訪れが遅く、
菜の花はまだ咲いていないようだ。

八幡岳にとりつく。

今年は雪の日が多かったので、
オオキツネノカミソリの葉も、伸びが少ない。

まだまだこれからといった感じ。

早く早く。

なんだか、奥深い山のような雰囲気。

ゆっくり登って行く。

こういう風景が大好きだ。


今年の夏が楽しみだ。

八幡岳山頂に到着。
なんだか、大きな石が増えている。(笑)
誰が運んでくるんだろう。

“八幡岳の由来”は知ってた?

展望所の方にも行ってみる。

直下の木々が伐り取られていて、
展望が良くなっていた。

ねっ。

池高原の池も見える。

作礼山や、

天山や、

唐津湾も見えた。

「蕨野の棚田」もイイが、

反対側にある徳連岳の方の棚田が、もっと広くて美しい。

ねっ。

では、今日出逢った春の花々を紹介しよう。
「八幡岳はアオモジだらけ」
と言っていいほど、アオモジが多い。

至る所で見ることができる。

ギブシの花も咲き始めていた。

よく見ると、案外美しい。

下を見ると、スミレの花が……

フキノトウもたくさん顔を出していた。

フキノトウを見ると、春を実感する。

ユリワサビも咲いてた。

いいね~

〈まだ早いかな~〉
と思っていたが、
ホソバナコバイモも姿を現していた。

保護色なので、なかなか見つからないが、

ひとつ見つかると、次々に見つかった。

緑の草の中にあると、見つけやすい。

これは姿が良いホソバナコバイモ。


これも美しい。

この日、いちばんの“お気に入り”は、これ。

八幡岳は、ヤマルリソウがたくさん咲く山であるのだが、
最も早く咲く場所に行ってみた。
まったく咲いてなくて、
諦めて帰ろうとしたとき、
一輪だけ目に飛び込んできた。

「咲いてた~」

嬉しい~

麓に下りてくると、
ツクシも見つけることができた。
今日も「一日の王」になれました~


