これまでいろいろな形で節電を工夫してきているが、今年もまた節電の夏がスタートした。
政府が4月末に、『7月1日から9月30日までの平日は、無理のない範囲での節電を要請するが、需要が増える夏に設定していた節電の数値目標は見送る』とのこと。
少々安心してはいたものの、やはり“節電要請の夏”が到来した。沖縄を除く全国で節電をお願いしますとのこと。
この政府の要請はすごく曖昧な表現で、2010年夏のように猛暑になっても電力会社の供給に余力があるから今年は数値目標を作らないで“節電要請”するとのこと。沖縄奄美地方は気象庁の3か月予報で極端に暑くないだろうということから節電要請はしないというのだが、万一予報が外れた場合は?などと突っ込みたくなる。
確かに、原発事故以来、国民には節電意識が高まっているとはいうが、生活習慣として、暑い時は我慢が出来ない場合もあり、需要が多くなった場合はどのようにするのだろうか?(余力があるから・・・とはいうが・・・)
いい加減な政府の要請だ!
また、電力会社もあまりにも適当で無責任な供給態勢だ!電力が少なくなれば・・・という以前に、国民に対してすぐ協力要請するよりも、需要家の立場に立って電力を供給するのが仕事なのに、原発依存を掲げる。どうも“上から目線”の政府・電力会社の要請はいただけない。
我々は電気料金が高いから生活防衛しているだけなのに、経産省と電力会社が結託した、いい加減でテキトウな“数値目標なし”の節電要請には納得できないものがある。
厳しい暑さで節電していて、熱中症になったら大変だ。だからそれなりに“涼”をとるつもりでいるが・・・政府・電力会社のアバウトでない、よりきめ細やかな政策が求められる。