緑の木立に囲まれた陰。漢字がそのまま言葉になっている。真夏の太陽が燦燦、かつギラギラと照り付ける中にあって、公園などに行くと緑陰へ足が向く。
そこは太陽の光を少しだが遮り、少し風があると体感温度がかなり下がっているような気がする。
都会は確かに緑が少なくなっている。
ほとんどの道路がアスファルトで舗装され、地球は息苦しい。だからそれなりに緑を残しておけばよかったのに・・・人間の都合だけで舗装し、歩道にわずかな場所だけ街路樹を植えて、土が息をするのにたどたどしそうな雰囲気を与えている。
土があり、緑があるとほっと一息できる。緑陰を形成している木々の間からセミの鳴き声が賑やかになってきた。
夏の自然。
緑陰の場所には、アスファルトやコンクリートの舗装された道路は似合わない。