寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

自由軒(福山市元町6-3)

2013年10月27日 | 備後福山・記憶に残る店
福山の城下町に生まれ育ち元町の自由軒を知らぬ者は相当なモグリである。分類上は大衆食堂兼居酒屋になるのだろうが、昭和の洋食屋と言う人もいる。常連は入口右手に置かれた一品陳列ケースから好みの刺身や惣菜の皿を手に取ってコの字のカウンターに向かいお姉さん(正確にはおばちゃん)に酒を注文する。

私はおでん(豆腐の味噌だれがけ)で焼酎の水割り(レモンの輪切り入り)を飲みチキンライスでしめるパターンが多い。ケチャップライスの味は母がかつて作ってくれたものによく似ている。昔からある福山駅前の飲食店は愛想をウリにしない所が多いが、自由軒は例外でカラッとした明るさがある。ふらりと暖簾をくぐった一見客が馴染みになる理由はそこにあるのかも。ちなみに上では20人程度の宴会も出来る。

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