これまた、すごい表題がついているので手に取ってしまった。
著者は、心理学者の岡本氏だ。そのため、内容も少し学術的だ。
18歳になったときに、18歳のアメリカ人と同程度の英語力を
備えていたいと熱病のように思い、高校一年で会議通訳する程度
になっていたとのことだ。
その自分の勉強方法を実験材料として書かれたもので、
「母国語なみを目指せ」とか、「効率的な努力とは手を抜くことではない。」
とか、耳が痛くなりそうな言葉も多い上級者を目指すかた向けの書になっている。
英語上級者の特徴というのが面白い。たくさんあるのだが、いくつかあげると
下記になる。
・時制が正確に使える。
・自分なりの文法観を持っている。
・前置詞が正確である。
・仮定法や分詞構文を正確に使える。
・カラオケで歌が歌える。
自分なりの文法観を持っている。という例で、学問的な文法論としては
正しくないかも知れないが、自動詞+前置詞=他動詞相当語句という
品詞観を持っているとのことだ。自動詞と他動詞は異なる品詞と
言っても良いと考えているようで興味深い。
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