2009年の米国エドガー賞受賞作だ。
元ロサンジェルス市警の警官4人組が、仲間を殺人する
現場を、釣りに行った姉妹は目撃してしまう。
逃げた姉妹を、その元警官四人は、保安官の捜索に
協力することを装って、口封じを画策するのだ。
姉弟が逃げ込んだ牧場主のジェスは、二人を救う
ことができるのか?
訳者のあとがきが面白い。「読みだしたら止まらない」
の常套句が、この本にぴったり当てはまるという。
牧場主のジェスから、子供のころの西部劇、
「ローハイド」のボスであるフェイバーさんを思い出すという。
また、映画化した場合の俳優としては、同じく
「ローハイド」に出演していたクリント・イーストウッドが
良いという。
私もまったく、同感だ。それだけ、この主人公は、古き西部の
頑固なカーボーイを彷彿とさせているキャラクターなのだ。
現代の西部劇とも言える、この物語が、サスペンスの傑作と
言われるのもうなづける。
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