昭和元禄落語心中(2~7巻)を一気に読んだ。
子どもの時の夢の職業の一つが漫画家で、漫画好きなのだが、
はまったのは、最近では、ブッダか、カンタービレ以来か。
中々、面白かった。落語を漫画にするというのは、難しい面もあると思う。
よく落語のネタを集めた本があるが、文章でネタを読むのはつらいものが
ある。どんなストーリーかをまとめた本なら、確認の意味で読むのは楽しい。
漫画の中でも、落語ネタが、出てくるだが、全文をくまなく読む気はせず、
飛ばし飛ばしになってしまう。
それでも、知っているネタも多いので、結構たのしめる。知らないネタだと、
へー、どんな落語か聴いてみたいと思う。漫画の表現でも、十分、
人情ネタなのか、面白いネタなのか、怖い怪談なのかは雰囲気がわかる。
さて、ストーリーの方だが、中々、深い物語だ。
この2~7巻で、小夏の父親、助六と、八雲の若かりしときのストーリー、
何故、小夏が八雲にあずけられたか、何故、小夏が、八雲を恨んでいる
かの謎がわかる。
そして、八雲の弟子の与太郎(元やくざ)が、真打ちになる。そして、親子会で、
居残り佐平治を見事に演じるのだ。
漫画家は、女性で、恋愛ものを書いていたらしいが、よっぽどの落語好きなの
だろうか。よく、このような作品を書けるなと驚いてしまう。
8月には、第8巻も出るらしいし、アニメも出るらしいが、楽しみである。
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