雷門の西むらで、昔ながらのお土産用のあんみつを贖う。注文してから、餡やフルーツを合わせてくれる。(写真の容器は2段組で、上の段に、粒餡、ぎゅうひ、フルーツ缶がセットされる。) 黒蜜はいつでもたっぷり詰めてあって、変わらぬプラ・スプーンが付いている。
年長者に、差し入れにして、何度も嬉しい顔を見せてもらった、大事な西むらのあんみつ。
そうっと盛り込む。さくらんぼは、白餡を含む和菓子のままで。懐かしさに胸が詰まる。静かなあんみつは、掌に心地よく収まり、ゆっくりと食せば、間違いなく暑さが鎮まる。
蝉が鳴き、陽射しが眩しくとも、この風景には、どこからか涼風も吹く。思い出の夏から吹き寄せる風かもしれない。
▪️龍昇亭西むら、台東区雷門二丁目
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