トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*蕪村ぶそくる 林住編

2010-11-09 | 温故痴新

 夏河を越すうれしさよ手に草履

    夏殻を脱ぐうれしさよ手は幹に

 愁ひつつ丘にのぼれば花いばら

    勇みつつ丘刈りゆけば藪いばら

 斧入れて香におどろく冬木立

    分け入って蚊に驚くや夏木立

 山蟻のあからさまなり白牡丹

    山在りてなおあからさま白き富士


形が見えた

2010-11-09 | 水辺環境の保全

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 パッとしない空模様だったが4名で作業が出来たから、思いのほかはかどって全体の様子が判るまでになった。残りは中央に残った部分の掘り出しと漏水の処理、植栽、現地採取の草本の播種などで完成する。蚊が現れなくて快適!と思ったのもつかの間、陽射しが無かったから蚋がまとわり付いて煩い事この上なかった。結局、蚊取り線香の出番となった。

 一番の難題はやはり漏水の防止に尽きるが、最終的には漏水箇所の堤の内側に溝を掘り込み、水路を顕わにしてから突き戻しするしかないように思える。今日漏水地点から追い掘りして掘り進めて見たが、地下50cm程度のところを3Φ程度のトンネルが続いていた。

 水も酸素も随時供給されているから葦の地下茎も走っていた。葦の地下茎が走れば漏水孔になるし、漏水孔が開けば葦の地下茎が進入して、更に穴を侵食する。今日の作業で漏水の大きな部分は埋め戻ししたのだが、一方で水位の上昇により新たな漏水箇所も見出される。

 最後の詰めは部分的だけど厄介だから、連日の土掘り作業で少々バテ気味の身体に、この辺で休息日を入れる。