ようやく九分九厘のところまで漕ぎつけた。桟橋も丸木橋も当初は念頭に無かったのだが、興味や関心をくすぐり、池に接近できる仕掛けは必要と考えた末の手間仕事だった。
桟橋は220cmほどの長さであるが泥水地の部分に張り出させたから、上手くいけば春にはヒキガエルの卵塊が直下で見られるかもしれない。ただ一説には生まれた池に戻って産卵する、という一文を読んだ記憶があるからどうなるやら。産卵しなかったら至近の水辺から卵塊を移設するつもりだ。
島は土饅頭みたいになってしまったが、面積が小さいから水面上の体積を多くしたかったから、これも致し方が無い。島にはタラノキ、ヤマツツジ、シモツケ、ツルグミ、フユイチゴ、ヤマハギなどを植栽した。これも周囲の込み入った部分から間引きして移したものだ。
シモツケ以外は、花が咲いて結実するまでには数年かかるだろうが、鳥や昆虫が群れてくれれば嬉しい限りだ。後は水仙と彼岸花を初夏に植え込んで完成する。水辺にはトクサとカンガレイを数株移植して完成だ。カンガレイはトンボの羽化する場所になる。