トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

残渣の片付け

2010-11-02 | 水辺環境の保全

Photo_5  棚田跡の葦草を刈り払って片付けた後、地面にへばりついている枯葉を掻きとって集積した。昨日の降雨による出水があるから地表はグチャグチャである。

 乾燥していれば集め易かったのだろうけど、熊手で濡れたのを掻き取ったのだが、これが意外に大量だった。

 考えてみれば耕作を放棄して以来、葦草が全面を覆ってしまったことで枯葉も分解が進むはずがない。微生物の働きに委ねるとしても、日光の届かない暗く温度の上がらない地表では無理からぬ状況である。

 ほりあげた田土を土手の構築に利用しなければ掻き取る理由も無いのだけれど、土手に積み上げる土の中に枯葉や残渣が混じると漏水の原因になるから、手間でも手抜きは出来ない。

 汗ばむ陽気の中で何とか終了したから、次回からはようやく掘り上げかかれる。この時期、もう産卵するトンボはいないと思っていたのに、地表に薄く張った水面に連結したまま産卵しに来るトンボが多かったのには驚いた。アキアカネなのだが、これで貯水できれば来期にならずしてヤゴの生息は可能なのがわかって、尻を叩かれた気分でもあるがニヤケてもいただろう、きっと。


*日々是好日

2010-11-02 | 小父のお隣さん

 食草を植えし原ゆき終齢の幼虫見れば暑きもうれし

 はつ夏を枯れずに伸びる幼樹見る蔓草刈りし汗は幾度か

 猪入りて全滅したる棚田見ゆカワニナ増えておるは嬉しき

 巣穴ある積竹を踏み蜂柱膨らみ行くを見つつ退く