トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

紅白なら

2010-11-24 | 小父のお隣さん

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 11月初頭と言うと、まだ当地は紅葉には早いが、薄暗い林縁をひときわ鮮やかに彩ってくれるのが、センリョウの実とサラシナショウマだ。

 11月に入って早々に、もう真っ赤に熟した実をつけている。どうも例年より着色するのが早いように感じたのだが、正確な記録はしていないので誤りかも知れない。

 サラシマショウマは花穂が大きいから薄暗い林縁でよく目立つ。初夏のヤマブキショウマやオカトラノオも白い目立つ存在だが、サラシマショウマの個体は少ないのだ。これは山菜として採集される対象だったのが理由かもしれないけど、さすがにこの頃、これを食する人達はいないだろう。

 サラシマショウマも11月下旬になると既に実をつけて更に穂を垂らしている。

 


ようやく満水

2010-11-24 | 水辺環境の保全

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 一日降り続いた雨でトンボ池は満水位になった。満水位になってみると堤の高さはそれほど高く感じない。もう少しかさ上げするか、水位を下げるかした方が良い様に思える。

 水の取り入れ口はオーバーフローより10cmほど低かったが、玉石で堰をつくり水を貯めたから、今の所は順調に流入している。しかし出水のたびに抵抗を受けるから、堰がなくても取水できる上部に移設の必要があるだろう。でも塩ビ菅数メートルを埋設しなくてはならないから躊躇がある。

 なんやかんやで、土むき出しの堤を眺めていたら、もう少し移植をする気分になった。彼岸花は大土手の斜面に、セリは導水路の水辺と泥水地に、シャガは日陰になる導水路への流入口付近に植え込んだ。オオバコは穂ごと切りとって通路になる土手の上面に振り播いた。

 穂は未明までの雨で濡れていて、ゼリー状の粘液が顕わになってベタベタと気持ちが悪かったが、不思議なことに両手とも、その後ツルツルピカピカなのだ。保湿効果というか美容効果があるのかもしれない。一攫千金のチャンスである。