「ワルナスビ」なんて誰が命名したのか「なるほど!」と思える名前だ。駐車場の際に、ここ数年目立ってきた外来植物である。
最初に見た時は「おお!ナスの花」と思ったのだが、どうも妖しい。調べてみたら「ワルナスビ」だった。日陰や日向を選ばず成長するし、下向きにつく棘は皮手袋さえ突き抜ける。昨年まで刈り払っていたのだが衰退する兆候は全くなし。
今年は一本一本手抜きしている。より手間を掛けているのに「手抜き」とはいかがなものかと遺憾に思うけれど致し方ない。手にフイットする柔らかな皮手袋では痛い目に遭うので、バラに使える厚手の皮手袋を使用する。それでも掴みどころが悪いと「逢っいたい!」となって「島の日暮れの段々畑…」と鼻歌が出てしまう。
このワルナスビより大繁殖してきたのが「ヌスビトハギ」だ。萩の花に似ているのに騙されて黙認したら、種は服にベッタリついて取り難いし、年々、群生するような増え方をしている。こっちは引き抜くなんて数ではなくなった。
さて、あの「チェリノブイリ」は「ワルナスビ」でなく「ニガヨモギ」という意味だったと、「ノストラダムの大予言」の解説にあったような・・・。いま秋津島瑞穂の国には「ワルナスビ」と「ヌスビトハギ」が席捲している。石鹸では対処不可能だ。