トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蝶を呼ぶブッドレア

2011-07-20 | 感じるままの回り道

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 野草の生育最盛期に草取りもまま成らない、と言うより出来ない身では、敷地に繁茂する夏草は伸びるがままで、指をくわえて見ているだけだ。だからと言って「おいしそう!」と感じている訳でもない。

 すっかり「ワイルドフラワーガーデン風」になってしまった庭は、フイールドに出かける事の出来ない身にとって、少しばかりの慰めにはなる。そんな中で、ひときわ背丈が高いブッドレアにしばしばアゲハチョウが訪れる。

 ブッドレアは「蝶を呼ぶ花」として定評があるが、小生の今の身ではチョウ一頭でも大きな慰めだ。期せずして変なところで役立ったブットレアでもある。

 暑い盛りの日中に軽やかに舞っているアゲハチョウは涼やかでもあるが、窓を開け放っただけの居間にいる身にとっては汗だくの室温だ。きっと今頃は、林道の湿った場所にアゲハが群れて吸水しているに違いない。アオスジアゲハの集団吸水も見れる頃でもある。

 そんな中、トロル小父の今は、群れずに孤高として蒸れて居間にいる。そしてペットボトルからしばしば給水しつつギプスを外す日を待つのだ。