トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

なんで喰われない?

2011-12-07 | 小父のお隣さん

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 拠点に上り下りする途中に実生の柿の木が何本か成長しているが、結実した二本は渋の豆柿である。この二本は並んで実をつけたのだけれど、一本は既に樹上に実はなく裸で、隣の一本はビッシリと着果したままなのだ。

 なぜ野鳥が食べに来ないのか皆目見当がつかない。双方とも渋柿で熟れたところを試食しているが、残っている方は「種が大きい・皮が多少厚い」程度の違いである。カラスなら難なく食べられる果実なのだ。

 今日も通りすがりに熟れたのを頂いてみて、何となく理由の一端が理解できたような気分になった。皮が厚いので、見た目は熟れたかどうか判り難い。その上、熟れても皮が破れ果肉が露出し難いのである。小生も指で摘まみ、軟らかくなったのを確認して食べていた。

 そして、これが決定的な理由かと思ったのは、美味しく食べた後に、ジンワリと渋味が口中に広がってくるのだ。「遅溶性のタンニン」なんて存在するかどうか知らないが、これが理由としか思えない。まあ、どうでも良い事なのだ・・・。今日もまた、チューブに入ったゼリーを吸うように「ズーッ」と吸い込むのだ。

 しかし、頂いてはいけない事もある。

                    金二つ使う寝技のダメリスト