票田が作る永田のクズの米
シイナ米風の吹き様でたんぼ替え
お御輿を支えるつもり根無し草
国膿みの永田ボウフラ互助会員
台風で根返しされてしまった杉を、大きすぎて用材としての使い道がないから、そのままにしておこうかと思ったのだが、思い返して根っ子と切り離す事にした。根っ子の部分が重力で元の位置まで戻ってくれれば、林内の管理が楽になる。
チェーンソーで伐り込み始めて手を止めた。反発力で木がどう動くか把握出来なかったからだ。根元は地続き、上部の幹は斜面の肩に乗っている。素直に考えれば、幹の自重で下向きに折れる、と思ったのだが、根株からの応力が掴めない。見た感じは「元に戻ろうと切断面は跳ね上がる」が妥当の様に思えた。足場は手前より向こう側が適切だったのだが、木の挙動が不明確なので、安全の為、立ち木を楯に手前に立った。
結論としては剪断力が働いて上下異なる方向に動くとしたのだが…。結果は太かったので手間は掛かったが、素直に幹は地面に落ちてくれたのだ。しかし、切断途中の写真を見ると、根株が僅かながら戻ったためにへの字になっている。作業中は気付かなかった。観察が足りない!。
胸高直径45cm(長径)樹齢30年生だった。同時期に植林された中では育ちが良かった。密度不足だけど、やっぱり「もったいない」。