水域の抜根残渣物を集積し終えて泥水池の夜這い草の目立つ部分を抜去中に飛翔してきたのはネキトンボだった。池に刺しておいた竹の柄に止まりたがっている様子がありありなので抜き取りを止めゴム引き手袋を外しカメラを構えて泥の中の長靴を少しずつ竹の枝に近づけた。そのかいあって何とか物にできたのだが棚田部には連結産卵しているカップルが数組いたから無用の苦労だったかも知れない。
産卵を撮影しようと待っていたら連結を解いたメスが手前のフジバカマに止まってくれた。裏側からではあるもののメスを撮影する機会はほぼゼロなので1枚撮影しておく。まあ、撮影したからどうのこうのでは全くない、単なる出来心の暇つぶしだがこれが対象が人間様だと結構まずい状況になるだろう。トンボで良かった、まだ道を踏み外してはいない。耄碌も大丈夫そうだ。