来春に播種しようかと迷ったあげく「採り蒔き」に近い方が種子の生理に適うだろうと使わなくなったプラの大鉢を萌芽用に再使用する事にした。フイールドの沈泥地から掘り上げて水抜きが済んだ山の用土と庭土をふるいにかけた用土を混ぜ合わせ播種用の土を用意したのだ。庭土やホームセンターの種蒔き用土でも不足は無いけれど、もともとフイールドに降ろす苗木なので少しはフイールドの土壌が混入させてある方が定植時にびっくりさせずに済むだろうとの考えなのである。
ドングリは水選別してから寝かして配置した。来春でなく採り蒔きとしたのは自然実生を観察すると冬に入る前に発根して直根を潜らしているからこれに習ったのだ。昨秋の落ち葉堆肥を持ってくるのを忘れたから撮影後は用土を薄く掛けただけだけれどその上に落ち葉堆肥で覆い適湿を保つつもりである。来春になり萌芽し本葉が出た段階でポットに1本立ちさせて定植時まで保育する。どちらにしても定植できるまでには三年目になるだろう。ところで「ここで合ったが三年目!」なんて台詞があったはずだが何処で使った台詞なのか思い出せない・・・。
敵討ちの一場面だったかと記憶巡りをしたところで堂々巡るで終わる。まあ、それはともかくこのプラ鉢は庭に埋め込んで寒さと乾燥から守りつつ鉢上げまで保つのである。苗を購入しても80cm苗は800円程度で購入できるので手間を考えれば購入が合理的でもあるけれど姥捨て山の孤爺・エコ爺としては先々の時間は少ないにしても日々の時間はたっぷりとあり隙間風を入れない為には手慰みは必須なのであって早い話、エゴ露爺だからなのである。
