トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二点位置流れ・昆虫スコイぜ!「ナガサキは今日も蛹だった」

2023-10-05 | 小父のお隣さん

 食草園のユズの若木にムックリした幼虫と蛹化直前の幼虫を見出したのはS先生であった。小生は脇を通るけれど「付かない樹」の認識があって流し目もくれなかったのである。S先生は目配りを怠らないしいわゆる「虫目」なのですぐ見つけてしまう。さながら小生は無視目なのであろうなあ。とは言え実態は老眼と乱視である。まあ、威張れるほどの中身では無いけれどその折に名前を聞いたのだがそのまま帰宅するために車両まで行ったら既に記憶に無い。「カラスだったかナガサキだったか」皆目浮かんでこないのであった。言わずと知れた「短期記憶の弱体振り」である。メモしておけば万全なのだがフイールドにはメモ用紙や筆記具は携行していない。普段はまず必要が無いのであるから。

 仕方が無いからお手紙書いた・・・は童謡の世界で小生は動揺しつつもネットの「昆虫図鑑」で撮影して来た画像と比較して確定しようと試みたのだが肝心の写真がボケて使い物にならない。またまた仕方が無いから翌日撮影、と相成ってしまったのである。前日の写真では幼虫はボケていたけれど蛹化直前の個体は逆光だけれどなんとか判明する。「それでも」と思い翌日は到着直後に蛹化直前の個体と幼虫を撮影しておいたのだったが1時間後くらい後にSさんが来場して「幼虫の写真を撮る」との事だったから一緒に行ってビックリ仰天玉手箱!。蛹化直前でまだ幼虫の身体だった個体がすっかり蛹化していたのだった。「あんれまぁー」と言わざるを得ない。そして変わる姿を見れなかった悔しさ、千歳一遇の機会を逃したのであった。

 まだ幼虫の姿を留めている ➡   既に蛹化した

 振り返って我が人生、好機などは無かったように思いだすのだが一方、加齢臭とか言う香気は「ある!」と娘に断定された・・・。まあ、幼虫でさえ刺激すればオレンジ色の触角?と臭気を出す訳だから加齢臭何が悪い!。カレーは匂うのが当たり前で東西南北そうではないかい。 

 さて種の同定だが上の写真をプリントして左手に持ちネットの「幼虫図鑑」と比較対照してみた。カラスアゲハもモンキアゲハもクロアゲハも明らかに異なり「同一かも…」と思われたのがナガサキアゲハだった。体表面の文様と色合いが図鑑と同一だったからだ。今回の写真による比較はトンボのそれより簡単だったと言える。判った事で少し嬉しいのだが少し夜更かしする羽目になった。これで夜間排尿が1回は減るだろう・・・。