トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

プックリー!ニホンアカガエル

2023-10-28 | 小父のお隣さん

 棚田部の抜根残渣物がそのままでは泥上げに差し支える。夏の盛りに抜根除去したカサスゲやヨバイクサなどが主であるから嵩張ったり泥付きの根部がそのままで重かったりで場外搬出まで意欲が湧かなかったのだった。

 時、晩秋に至ってはそうもいかず一輪車とフォークで搬出を始めたのだが畔の窪みからニホンアカガエルが飛び出した。残渣物の陰で静かにしているので撮影したのだが透明感のある体色とプックリと膨らんだように見える腹部から「健康なメスガエル」と観た。だからどうと言う事も無いけれどカエルが生息する水域もある意味「健康体」なのであろう。ニホンアカガエルの皆様方、まだ冬眠に入るのは早いらしくて草地や林内でひとっ飛び、二っ飛びするのによく出会う。考えるまでも無く虫を捕食し自身もまた捕食される立場だけれどながめていると美しい姿態でもある。

 少年期の事、稲刈りの終わった田圃で稲わらを燃やし缶詰の空き缶でアカガエルを茹でて腿を試食したのを思い出した。まあ、小生も食物連鎖の一画に住まわせてもらっているのだ。

       


**深川どぶ板長屋店子詠嘆 都々逸編

2023-10-28 | 今日は真面目に

 あの世は虚空乗って巡礼しても手の平筋斗雲 ハアコリャコリャ        辻占内 木久扇    

 婦唱夫随も黄泉路は別よ同行二人は誰だいな ハアコリャコリャ        御師   頓坊

 幕引き突然無視され終わる虫は採りたい傾奇もん ハアコリャコリャ    傾奇もん 駐車

 涙振り振り思いで話抹香嗅ぎ嗅ぎ泣き笑い ハアコリャコリャ         陰間   住吉

 偕老出来ても同穴無理よ嬶ダイヤにわしゃ微粉 ハアコリャコリャ     傘貼り 弥右衛門

 色即是空空即是色ひかりへ霧への別れ旅 ハアコリャコリャ         渡世人 紋次郎

 煙散露消此岸のならい戦乱災害よりはまし ハアコリャコリャ        火消 権太郎

 補陀落山かい蓬莱山かい音信不通で離縁した ハアコリャコリャ       寡男