トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日の素労風努「発酵惣菜・発酵切干で作ってみた」

2024-03-07 | 何よりの楽しみ

 発酵惣菜バージョン3である。前回はバルメザンチーズを加えて濃厚さは向上したものの小生的にはチーズが入った事で「旨い・美味しい、甘露」とは縁遠くなった感がした。ここは王道に立ち返り「初心忘れるべからず」としなければならない。

 そこで今回はキムチと豆乳ヨーグルトから作ったチーズを混ぜ合わせるところまでは同じなのだが発酵キャベツ漬けは加えない事にした。まだまだブラッシュアップ途上なので合わせる素材のバリエーションを確かめる必要もあるのだ。今回のミソは豆乳ヨーグルトを水切りして出たホエーを切り干し大根の戻しに利用し更にヨーグルトメーカーで発酵させてみた事である。

 豆乳ヨーグルトの菌株は木曽地方で赤かぶ菜を乳酸発酵させた「すんき」から採種したTUA4498L株だと言う事を知って「それなら切干大根の発酵には相性が良いはず」が着想だったのだ。切干しに加えたホエーに2%の食塩を投じ、旨味とミネラルを引き出すために塩昆布も入れた。これをヨーグルトメーカーで37℃7時間発酵させたうえでキムチとヨーグルトチーズの混合物に混ぜ合わした。

 合わせた材料は全て発酵済なのでサラダ感覚で口に詰め込めるし熟成期間を置かなくてもやはり「美味しい・旨い・美味」なのであった、これを温かいご飯に大匙2~3杯もてんこ盛りしてアフアフと食すれば副食は不要なのだがそれはそれ、副食にお魚か魚肉ソーセージ、味噌汁と付け合わせれば我が「薄幸食」は直ちにできる。今まで作っては食べ、作っては食べてきたのだが、この調理には火力は必要ない。保存性のある食材を混ぜるだけで即、美味しいのが口に入るのがミソなのだ。そんな事から被災地の乏しい食事にも一石を健康的に投じられる小生発の緊急食でもある!。

 今回の総量も期せずしてキムチ1kgの空容器に丁度収まってくれた。最初の頃は1Kg入りのキムチを調達していたのだが量が多くて食べ続ける期間が長くなる。そこで通常、店頭にあるサイズに変更したのだがそれが合わせると納まりが良い。さあ、しばらくはチーズ味は忘れてアフアフと食べようぞ。とは言え世間様からは「気持ち悪ぅー」で敬遠される一品である事くらい百も承知だし目隠しさせて食べさせれば旨さが判るエッ!品でもあるのだ。