三日目を終えようやく寝床に潜り込み、安静状態になると膝に軽く違和感が出ている。腰もくたびれ感があって湿布を貼ってから休まないと夜間に腰の痛みが出て来る。客観的に観なくても年齢不相応な作業なのは承知だけれど「他に代わりはあるじゃなし…」であって手当てしなければフイールドの寿命は尽きるのであった。ついでに腰や膝の手当ても忘れずに行わないと運動機能の寿命も尽きるのであった。だからこそ少しでも長もちさせようと「転ばぬ先のお灸」で足の三里に朝晩お灸をすることになる。別の見方をすれば「お灸くらいしか手助けは無い」水商売・自転車操業なのである。
4日目の作業は前日に据えきれなかった段差工を済ませ、固定は先になるものの出水時に備え杭打ちを行って流亡を防ぐ手立てもする。段差工2本目は河床を掘り流れる水位で水平を確かめてから丸太を据えた。丸太の上に水準器を当てて判断する手立てもあるのだがこの場合、何度も丸太の移動を要するし仮り据えのまま出水を待って溜まった砂利の水面で再調整をする必要もあるので番線での固定はせずに杭だけで止めたままだし護岸木の杭打ちも済んではいない。
予定より早めに終了したので流れがカーブする内側頂点で支障になっていた切株を切除した。これで増水時に水流が左岸方向に逃げるのを緩和出来て流路の保全がなされ易くなるだろう。切株があった事で右岸方向に水流が向かい難くなっていて、その抵抗でカーブの頂点に水流浸食が強まり突破されたのが一昨年の事なのだ。今回の始末で流れの誘導をするから結果的には取水できない河床低下まで侵食されるリスクが減じた、はず・・・。とは言えまあ、更なる集中豪雨があれば絵に描いた餅、と言うより「エレベーター内の透かしっ屁」に同じく被害は容易に隣り沢のフイールド全域に及ぶのだ。ホント、水商売。自転車操業から逃れられないのが我が人生だ。
右岸流への障害株 ➡
排除したから増水があれば堆積砂利は排除される