会友のO氏がトロ箱を抱えて来た。箱の中は「葉挿し繁殖」させたショウジョウバカマだという。
晩春の頃、「葉挿しして発根した」と聞いていたから、成長した個体なのだろうが、葉の印象がロゼット状の実生株と異なり、何だかハハコグサに見えて仕方なかった。
これから親株の近くに定植するのだそうだが、会友しか知らない小さなコロニーは、知られてしまった自生地の様に衰退の道を歩んでいない。数も範囲も僅かづつだが広げている。