奥の院、フイールド東側の最奥なのだが明るい大径木疎林に整備して何年たっただろうか。当初はウルシの樹を植えるつもりだったけれどかぶれる体質の小生はなかなか踏ん切りがつかず年ばかり越してしまったのだ。それでも放置しておけば笹薮に移行するし刈り払わずそのままだと威之志士様の跋扈蹂躙後のお休み処になってしまいかねないから「見通し良く」維持せなばならない。
肩の痛みは続いているけれど家に居ても所在も無く筋力も衰えてしまうだろうと少しばかりの作業でも行った方が身のため森の為と思って出かけたのだ。ネザサや竹のひこばえなどは地際に刈り刃を突っ込み刈り取って、ノイバラやアリドオシの様な棘や針の鋭いものも地際で刈り払い、ほかの植生、リュウノヒゲや冬イチゴ、ニホンタンポポのロゼッタ等々はそのまま維持できるように刈り高10cm程度で刈ってきた。でもやはり刈り刃を地面に滑らせて刈る坊主刈りとは異なり、高さを維持するために持っていなければならないのは負担になる。
刈り払っている途中、ニホンアカガエルが跳び出したのだが腹部が大きかったのでメスだったのだろう。撮影したくて作業を止め防振手袋を外しカメラを構えたのに「バッテリー容量が無くなりました」のメッセージが出て切れてしまった。普段通り使用していればこんな事も少ないのだけれど大事な場面に限って「マア、フイの法則」に直面する。でまあ、せっかくのチャンスをフイにしてしまったのだ。