トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春めいた日はときめいた日

2022-03-13 | 小父のお隣さん
 気温が23℃まで上昇した。ヒキガエルの産卵の時節なのだが一向に兆しが無いのは降雨が無くて乾燥しきっているせいかもしれないと妄想たくましい今日この頃なのだった。今夜あたりから降雨の予報だけれど予報時間帯を見る限りでは期待したほどの雨量には程遠いお湿り程度でしかないように思える。三日月池が干上がれば今期のクロスジギンヤンマの発生にも多大な影響は必至だ。

 今日の気温上昇に誘われたのかトンボ池周辺の日当たりの良い崖地下の通路に何頭もの蝶が現れた。既に初見して一週間は経っているキタテハ以外、ルリタテハ・キタキチョウ・スジグロシロチョウ・ベニシジミなどはまとめて今期初である。チョウが複数舞うようになると「春になった」感がひとしおである。
 そうそう、シュレーゲルアオガエルの鳴き声もしたし頭上では琉球サンショウクイが「ヒリヒリヒリ」とも聞こえる鳴き声で通ったしウグイスの初聞きは3日前の10日だった。

 あっという間だったから撮影できなかったのだがシマヘビも初見だった。体長70cm程度の青年期とでも言いたい大きさだ。一畳ほどの枯草の中に入り込んだのだが発見できなかった。どこにどうして姿を隠せるのか不思議なのだが、それが漢の生きる道・・・。

 今日、SさんとS先生が「来るだろう」と予想して野鳥図鑑の「和名索引」を用意しておいた。S先生に無理を頼みフイールドで確認できた野鳥をチェックしてもらうためである。トンボ、カエル、蛇に野鳥を加えて「確認種」の写真入り一覧を作りたいのである。冬場は寒くてデスクに向かう気もしなかったけれど暖かくなった今日この頃、刈り払いが始まるまでは多少は余裕がある。そんな時だからこそまとめておきたいのは確認や生息種は今がピークなのではないかとの危惧があるからで、イベント会場をきっかけに入域者が増加すれば小さなフイールドはあっという間に奈落に落ちる。
 まあ人生、ときめきも有れば杞憂も表裏一体で、フイールドで保全活動などしなければそこからくるストレスも無い理屈なのだが、あの腐朕のように権力がある訳も無し「色男 金と力は無かりけり」色男でも無いし・・・。

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