トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「尺八もどき」である

2016-06-18 | 何よりの楽しみ
 秋祭りへの出品作品、そろそろマンネリ化してきた様にも思え新機軸を打ち出そうと下降線にあるだろう脳みそを絞ってみた。下降線にある心身で加工せんと考えるのだから本物はまず出てこない。
 今回も「ナイスアイデア」と爺我自賛で「尺八もどき」を試作した。乾燥してあった四方竹を使用したのだが、長らく日向に放置していたため割れが入っている。稈の内径まで到達していないようなので接着剤を擦り込んでひび割れを埋めた。
 後は穴の位置を決め所定の穴を開ける。「尺八もどき」のミソは「音を容易に出せる」に尽き、これで運指に集中できるのである。伝統の尺八では音を出すまでに習熟が必要だ。「尺八もどき」なら甲音、乙音とも容易に出せたし「首ふり」だけは出来ないものの「首ふり〇年」なんて事に煩わされる必要も無い。運指さえ習熟して伝統管に戻れば良いのだ。
 調音までは出来ないものの試作品で「君が代」を吹いてみた。多少の音程のずれはしょうがないとしても素人が伝統音に触れられることはそれなりに意義があるだろう。何より徐竹材を活用できるのがよろしい…。
 素材にした四方竹だが節の周りに固い棘、外皮も細かいヤスリ状で手触りが悪い。カンナとサンドペーパーで滑らかにしエゴマ油を塗装して完成させた。枯れ色というかよい仕上がりになった。
 この結果に気をよくして「ケーナもどき」も試作してみよう・・・か。
 
  穴あけ ➡  完成     吹き口

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