the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESは短いが、ナノではない。
それとは無関係に・・・。


契約している某警備会社から、ある施設についての
ファックスが届いていた。
施設利用者から管理責任者(私)に連絡を取りたいという
ことだ。



○○の用件で、下記の方に連絡を入れてください

ナノ様 大阪市中央区×××× 電話番号090・・・・・・・・


ナノ?
何の会社だろうか、いや会社かどうかもわからない。
ごっつい小さいのかも知れない。ともかく最先端の感じがする。




とりあえず電話をかけた。
1コールで出たが、すぐに切られた。
もう一度電話。
今度はずっとコールしていても電話に出ない。
なんだか怪しい。そう言えばどうして携帯電話なのだろうか。


ちょっと情報が少ないので、警備会社の担当者に電話をかけた。

・・・・・・・・・・
警備「はい、お電話代わりました」
私「毎度ありがとうございます。今朝送ってくれたファックスの
ことですけど」
警備「はいはい、何か?」

私「ちょっと情報が少ないもので。『ナノ』さん?会社名ですか?」
警備「さあ、どうなんでしょう。その辺はちょっとわかりません」

私「先方が言ったんですよね?」
警備「ええ、そのナノさんからウチに電話がありまして、ウチの
電話のオペレーターが応対したので、間違いないですね。」

私「ああそうですか。じゃあもう一度電話をかけてみます。」




再度電話。
プルル・・・
 ガチャガチャ、お、出たようだ。


男「はい、佐野です。」


佐野を

「間違いなく『ナノ』」

と言い切った警備会社が間違っていただけだった。


※用件はまったく怪しいところもなく、至極普通の仕事の話だった。




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