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GITANESを味で選んだ人間は一人もいないはずだ。
それとは無関係に・・・。

書斎のデスクトップには、それこそデスクトップのＰＣが
鎮座している。デスクトップなのだから当たり前だ。
おかしな言葉の使い方だが、事実その通りだ。

ＯＳはＸＰだから、まだまだ使えるのにもう使えない。
これも矛盾しているようだが、そうでもないらしい。


メインで使っているのはＷｉｎ８のノートなので、このＸＰが
使用できなくなってもそれほど困ることはない。
書斎でゴソゴソしているときに、音楽を流す程度の利用しかしていない。


ただ、それぐらいの用途しかない　にしては流石デスクトップだ、図体がでかい。
はっきり言って邪魔なのだが、処分しようとしたら「中のデータはどうするのだ？」
とか、「処分に費用がかかってしまう」とか、「そもそもどうやって処分するのだ？」
なんて疑問が次々と浮かんできて、
「ま、それほど急ぐ案件でもあるまい」と、処分はどんどん後ろ倒しになっていく。

そう、確実にそうなっていく。


ブーツカットのデニムをあの頃たくさん買い込んで、数年後にはもう
ちょっとこれを穿く訳にはいかんなあ・・・というケースと通じるものがある。

ということで、ジーンズの整理でもするか。


で、クローゼットに移動する。

結局この冬一度も袖を通さなかった服や、一回も穿かなかったパンツ・ジーンズが
大量にある。
来年以降着用するのかと考えると、「今年着なかったのに、来年着るはずがない」という
シンプルな答えが浮かんでくる。


しかしまあ、こんな大量になってくると、かなりの重労働を伴うなあ。
これじゃあ、既読かつまったく面白くなかったあんな本やそんな本を整理して
ちょっとでも書棚のスペースを稼がないと、もうすぐまた足の踏み場もないような書斎に
なってしまうぞ、こりゃそっちの方が優先順位は高いはず、

と書斎に移動する。


書斎にやってくると真っ先に目に飛び込んでくるのが、デスクトップに鎮座するデスクトップＰＣだ。

あ、これはＸＰだからまだ使えるのにもう使えない。


という無限ループに陥って、せっかくの休日などあっという間に暮れる。






これでいいのだ。