the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESを1カートンでもいいから。サンタさん。
それとは無関係に・・・。

サンタクロースはやって来ないと知ってしまったのは
いつの頃だっただろうか、と考えたのだが
どうも最初から信じていなかったようだ。
存在するのだと信じる前に真相を知ってしまったのだろう。
それはそれで別に不自由などなかった。
友達にも、誰一人として存在を信じている者もいなかったから
揉めることもなかった。

大体、クリスマスのプレゼントなんて親からも祖父母や親類からも
貰う習慣がなかった。
ケーキを食べる習わしだけはあったが、あれは向かいのケーキ屋で買うものだし。

クリスマスプレゼントがない以上、それを運んでくれる人も必要ではなく
プレゼントがないのに赤い服を着た大男が煙突から入ってきても
お互い持て余すだけだし、そもそも煙突もない。
欲しいものがあれば、翌週にもらえるはずのお年玉の状況により
買えばいいだけの話だった。

夢がなくてかわいそう と思う人もいるだろうか。
でも、いつかはっきり真相が
それも「残念でした」という類の真相がわかってしまう夢など
あってもなくても何の影響もない。
実現可能性がゼロより大きいホラ話こそが夢であるべきだ。

ということで、年末ジャンボの真相がわかるまでソワソワするのが
心地よいのである。







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