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それとは無関係に・・・。
 





GITANESは読書のお供。
それとは無関係に・・・。

ツイッター(Xだっけ?)に『本』に関係するアカウント
を持っている。
読んだ本や読みたい本の紹介、感想などをつぶやく
人が多く、そういう使い方をするためのアカウント
いわゆる『読アカ』と呼ばれるものだ。
多数の読アカをフォローしていると、
下手なガイドブックよりもちろん情報も早いし
とんでもない情報量だから「読みたい本探し」には
非常に役立つ。フォローしているアカウントだけでなく、
オススメとして他の読アカの記事もどんどん紹介されるので
「それらのうち気になるものを買っていたらすぐに破産する」
という問題を除けば有益だ。眺めているだけでも面白いし。

で、たまに気になるのが『書評』『感想』なのだが
「こんなに難しい言葉で難しい風に書かなアカンのか?」
という部分である。
読んだ本にダイレクトに影響されてしまったのか、
元々そういう言い回しをする人なのかわからないが、
どうにも気持ち悪い投稿がある。
そしてそういう投稿はほぼすべて
「気に入った」
と言っているのだ。
しかし、内容を掘り下げようとして、難しい言葉を
駆使して解説しようとするが、どうも掘り下げに
成功しているような様子もなくて、

という投稿を見るたびに、自分が投稿する際には
すぐに読めて分かりやすくて、多少は役に立つような
内容にするよう、1秒程度は考えようとしている。

これはなかなか欠片も面白くない!!
という本も、読んだ内の20冊に1冊程度は存在する。
そういうときでも、いくら匿名だとは言っても罵倒する
ような批判だったり、これからその本を買うかも
知れない誰かの邪魔をするのは不本意だから、何か
他の表現でお茶を濁すようになる。
「表紙がすばらしい」とか。

また、ストレートな批判をしづらい理由のひとつに
「書いた作家さんからメッセージが届くことがある」
という点もある。
もちろん「面白くない!」なんて書き込んだ時には
何も送ってこないだろうが、「面白かった!」という
時にはお礼めいたメッセージが来るのだ。
Xの投稿は結構書いた本人が見ているということになる。
こうなるともう、面白くない  などとはうかつに
書けなくなる。
だから、直木賞受賞作に「まったく面白くない」と
書いてしまったのは私の中では例外中の例外だったのだ
(それぐらい面白くなかった。ただ長いだけだった。
室町無頼は面白かったのになあ)。

とにかく当たり障りのないように書くべきだ
ということを学習し続けている今日この頃である。






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