「警察官立寄所に警察官は立ち寄るのか？」について考える

銀行とか郵便局、飲食店には、「警察官立寄所」という看板があります。でも、おまわりさんがいるのを見たことはありません。本当に立ち寄るのでしょうか

 

●警察官立寄所って？

広報課からお答えします。

「警察官立寄所というのは簡単に言うと、その地域を担当している(所轄)警察署長が、特に警戒が必要と思われる公共の場所に設置するものです。これは警察側が表示を促したり、店からのお願いで設置したりします。銀行やコンビニのように、業界がひとまとめにして「設置してください」と申請するケースもありますよ。

実際に警察官が立ち寄っているかどうかですが、これは、看板を出すことによって泥棒や強盗に入られにくくする意味もあり(抑止効果)、どちらかと言えば実際に立ち寄るよりもそちらが目的といえます。もちろん立ち寄りもしていますが、人手が足りないので一般の防犯ボランティアや警察OBにお願いしているところもあります。

ちなみに一般家庭ではお願いされても警察官立寄所には出来ません」

警視庁メールマガジン第１３３号

 

「警察官立寄所」の設置について 警察官立寄所（以下「立寄所」という。）の設置については、「地域警察の運 営に関する訓令」（平成元年岐阜県警察訓令第21 号）及び「警察官立寄所について」（平成6 年3 月18 日付け地発号外。以下旧通達」という。）に基づき、運用 してきたところであるが、近年、自治体、金融機関、教育機関等の各種団体から、 県下複数警察署の管轄区域にわたる設置要請が増加してきたことなどに対応する ため、平成19 年8 月10 日から立寄所の設置については、下記のとおりとするので誤りのないようにされたい。 なお、旧通達は廃止する。 立寄所の設置対象 警察署長は、立寄所の設置に当たっては、目的を達成するために必要な施設 等を指定するものとする。 (1) 警察の責務を遂行する上で指定ができる施設等 ア官公署、学校、その他公共施設 イ金融機関、コンビニエンスストア、その他現金、貴金属等を多量に扱う など、強盗、窃盗等の犯罪被害にあうおそれのあると認められる施設 ウ駅、バスターミナル、その他多数の来訪者の往来がある場所 エその他地域の安全と平穏を維持するため、警察官の立ち寄りが必要と認 めれる場所 (2) 施設等の事業所の長、家主等（以下「家主等」という。）の要望を受けて 指定する施設等 ア過去に犯罪が発生したなど、犯罪の発生または、被害のおそれがあると 認められる場所 イその他地域の安全と平穏を維持するため、警察官の立ち寄りが必要と認 めれる場所 地第４３２号生総第６３０号平成１９年８月１０日

 

善良な人私達から見ればあまり効果がないように思われがちですが、犯罪を行おうとしている人達から見れば「もしかしたら中に警察が居るかもしれない」って思うらしいです。たまにはいるらしいですよ。

 

したっけ。

 

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