都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
作・都月満夫
〈クラブ・マリッジ主催のパーティー会場は3階です〉
ホテルの入り口の案内板に掲示があった。
エントランスホール右手のエレベーターで三階へ上がる。エレベーターを降りると、受付があり、男女の参加者が列を作っていた。
土曜日の夜、久しぶりに参加する婚活パーティーだ。四十代後半から五十代前半にかけては、頻繁に参加していた。
転勤族で、各地を渡り歩いてきたが、北海道の女性は色白で美人が多い。帯広に来てからは、特にそれを感じていた。
誰もいない部屋に帰るのは、もう我慢できない歳になっていた。今を逃したら、もう絶望的な歳になってしまう。
カウンターで、男性参加者の受付を行っているのは、濃いエンジのジャケットにベージュのパンツスーツの女性スタッフだ。その傍らの女性参加者の受付は、細身で長身の男性だ。制服は女性と逆の組み合わせだ。
受付が終わると、安全ピンかクリップで服につける番号札と、プロフィールを記入する用紙を手渡された。番号は〈9〉番だった。
「プロフィール用紙に、お名前やご趣味などをご記入ください。女性と交換して会話していただきます。お話のきっかけになる紙なので、できるだけ詳しくお願いいたします。書き終わりましたら、〈9〉と表示された席にお座りになってお待ちください」
最後に女性参加者の名簿を渡された。
個人を特定できないように、番号とカタカナの名前だけが印刷されている。
名簿にある女性の数は十人。男性参加者も十人だ。これは、事前に登録された名簿の中から、主催者が選んだ二十人だ。
最近は人数が少ないパーティーが主流だ。
婚活をする人数が減っているのか、主催者がそうしているのかはわからない。
人数が少ない分、一人との会話時間が長くなる。コロナ感染の状況下で、スペースに余裕があり、隣との間隔が空くので、周囲を気にせずに会話ができる。男女一組ずつにパーティションで仕切ったスペースがある。このタイプのパーティーはフリータイムがない。いわゆるパーティー形式ではない。
受付から会場に入ると、低音量でバラードナンバーが流れている。ヴォーカルに寄り添うようなギターが心地よく響く。
プロフィールを記入するテーブルがあり、消毒済みのボールペンが並んでいた。
ざっと見まわしたところ、女性参加者は皆服装に気をつかっている。結婚相談所のプロフィール写真のように、ワンピース派とスーツ派がいる。白っぽい色が多い。
男性は女性と比べると服装には無頓着だ。
コットンパンツか、ダボッとしたデニムパンツだ。ジャケットを着ている男は少ない。シャツかセーターが目立つ。コートやダウンジャケットを羽織って来たのだろう。この中で、スーツ姿の私はある意味目立っていた。
私もプロフィール用紙を記入する。結婚相談所に提出した資料とほぼ同じ項目だった。
ただし、独身証明書や年収を証明する書類の提出までは求められない。
プロフィール用紙を記入し終え、パーティションで仕切られた<9>番の席に座ると、すでに女性が着席していた。大きな瞳、長い睫毛、整った鼻筋。ショートヘアで、黄色のジャケットの下の白いTシャツは、はち切れそうに大きな胸が主張している。
容姿端麗とはこのことかと思った。
テーブルは下が開いたアクリル板で仕切られていた。この隙間からプロフィールを交換するのだろう。軽く会釈をすると、相手も会釈をかえしてくれた。
音楽がフェイドアウトした。
受付の女性がマイクを手に挨拶をした。司会も担当するらしい。これまでに何百回も同じことを繰り返してきたのだろう。パーティーの流れや注意事項の説明がよどみない。
プロフィールを交換して会話を行う。
五分経過すると、男性の席が消毒され、男性が隣の席へ移動し、女性と会話をする。パートナーを替えながら、全員と会話できる。
最後に、気に入った相手の番号を指定の用紙に記入して提出する。スタッフの集計によってマッチングが成立すると、退出時にそれぞれに伝えられ、後は自由恋愛だ。連絡先を交換しても、帰りに食事に行ってもいい。
マッチングが成立したのは、最初の大きな胸の女性だ。ミツコ、八野充子という。
パーティーで彼女は積極的だった。随分と私を気に入ったようだ。理由はわからない。
彼女は三十三歳だった。二十歳以上若い女性が、積極的に私に話してくれる。私には、それがとても心地よかった。
帰りがけに、八番目に会話をした四十一歳のサリナさんに、「エロ親父」と罵られた。
彼女とは歳も近かったので、会話も弾んでいた。彼女は私を指名したのだろうか…。
この人を指名しなくてよかったと思った。
しかし、若い女性を指名した自分を見透かされたようで、ドキッとした。大きな胸に目がくらんだ自分に、少し嫌悪した。
パーティーの後、会場近くのカフェレストランで、食事をした。
現在、彼女の家族は祖母と妹の三人だと言う。母親は数年前に亡なったそうだ。
物心がついたころには、父親はいなかったそうだ。父親を知らずに育ったので、年上の男性に憧れると言った。何か事情がありそうだが、理由はあえて聞かなかった。
プロフィールには市内在住と書いたけど、実際は更別在住だと打ち明けられた。
市内在住と書いたのは、近いうちに市内で暮らしたいという願望だそうだ。
市内に友だちがいて、夜遅くなったときには、彼女の部屋に泊るという。一万円を超えるタクシー代は痛いと言った。
相手は迷惑しているのではないかと思ったが、もちろんそんなことは聞かない。
彼女はエステティシャンだという。
「エステティシャンは、美容師のような国家資格はないのよ。民間資格はあるけどね。勉強は苦手だから、経験を積んで、お店をやりたいのよ。おばあちゃん孝行したいの…」
彼女はそう言って、ケラケラと笑った。
私の自己紹介は、会場で伝えていた。
美濃木健。五十七歳。バツイチ。子どもなし。独身生活は三十年近い。転勤族なので、いつまでここにいられるか分からない。
三十分もすると、彼女は美容整形をしていると打ち明けた。
「私ね、何度も振られてるのよ。そのたびに整形したの…。振られた自分のままでいるのって嫌じゃない。これは言っとかないとね」
そう言って、ケラケラと笑った。
整形を打ち明けられ少し驚いた。しかし、今は特別なことではないのだろうと思った。
翌日からミツコさんは毎晩電話をくれた。いつも深夜零時ころだ。そろそろ眠ろうという時間にスマホが振動する。出るか…、眠るか…、迷いながらも、結局対応してしまう。
電話にでると、彼女はその日にあったことを、ケラケラと笑いながら、一方的に話す。
三夜目だったか、四夜目だったか、ミツコさんは自分の写真を送信してきた。
かなりきわどい。ホテルのベッドに横たわっている姿が真横から撮影されている。ホテルのパジャマの胸がはだけ、谷間はくっきり、瞳はうっとり。ズボンは履いていない。体の肝心なエリアはかろうじて隠されている。自撮りだというが、そうは思えない。
カメラと本人の距離は、明らかにリーチよりも離れているし、全身が写っている。男とベッドの上なのだろう。
「これ、誰に撮ってもらったんですか?」
思わず口に出た。
「あら、妬いてくれてるの? 自撮りよ。一眼レフに三脚をつけて、モニターを自分側に向けてスマホでシャッターを押せるの。写真はスマホに取り込めるわよ。職業柄、自分がどう見えているかを把握しておかないとね」
彼女はケラケラと笑った。
「今は、そんなことができるんですか?」
説明を鵜呑みにしたわけではないが、納得したような返事をした。
次の土曜日、夜八時にミツコさんから電話がかかってきた。いつもよりはるかに早い。
「今、市街にいるの。ご飯食べようよ」
賑やかな場所で、大声で話している。
ちょっと迷ったけれど、結局、駅前のホテルのイタリアンレストランで待ち合わせた。
黒いオーバーコートを脱ぐと、オレンジの花が華やかに咲いているワンピースは、夏でもないのにノースリーブ。丈は膝よりはるかに上で、下着が見えそうだ。
自慢の胸は上三分の一が見えている。
会話は盛り上がり、アルコールで血色のよくなった彼女が、今日は帰れないと言い出した。更別の自宅に帰れないことはわかっていたが、市内の友だちも不在なのだという。
「今日はもう帰れないなぁ…」
ミツコさんが上目遣いに見つめてくる。
「ケンさん、ここにお泊まりしようよ!」
彼女は私の隣に座って、腕を組み、胸を押し付けて、そう言ってケラケラ笑った。
先週の土曜日に会って以来、初めてのデート。あまりにもあっけらかんとした誘いに、私の理性は簡単に破綻した。
ホテルはシングルしか空いていなかった。週末の十一時過ぎ。どのホテルも満室だ。そんな中、やっと、ダブルルームを確保した。
ミツコさんに腕をからめられ、喜色満面。わくわくしながらホテルへ向かう。
夜風は冷たいが、そんなことは気にならないほど体が熱い。
しかし、不安が一筋の雲のように頭をよぎった。会って一週間でホテル…。後で怖いお兄さんが出て来るんじゃないだろうな…。
一度不安が生まれると、真夏の入道雲のように、どんどん膨らんでいく。
考えてみれば、彼女の派手な容姿は、とても〝素人〟とは思えない。
友人が不在の時に、あえて私を誘ったのにも意志が感じられる。
五十七歳で、バツイチは、婚活市場では概ね不利なはずだ。ジジイで、失敗経験者で、年齢差は二十歳以上ある。
それなのに、年上が好きだと言っても、三十三歳の女性が、毎日電話をするほど熱心だというのも、冷静に考えれば不自然だ。
私はチェックインの手続きの後、トイレへ行き、会社の後輩、小俣君に電話をした。
「美濃木です。こんな夜遅くに悪いね」
彼は三回の離婚経験があり、若い女性に痛い目にあったこともある。彼に言わせれば、失敗ではなく学習だという。その学習からアドバイスをもらおうと考えた。
「部長、どうされましたか?」
「相談があります。実は今、先週婚活パーティーで知り合った女性とホテルにいます。トイレから電話をしています。初めてのデートで、ホテルに誘われました。これって、大丈夫だと思いますか?」
「部長、何が大丈夫なんですか?」
「だから…、、二十歳以上も年下の女性が、いきなり誘ってきたので…。何か面倒なことになるのではないかと…」
「ああ、そういうことですか…。なんで私に電話をくれたんですか?」
「君はいろいろ経験が豊富なので…」
「経験? ああ…、あのことですか…」
「いや、別にそう言うわけじゃ…」
私は慌てて否定した。
「了解です。お急ぎでしょうから、端的に聞きます。積極的だったのは彼女ですか?」
「パーティーでは、彼女が一方的に喋っていたかな…。マッチングでペアになったので、食事に行きました。そこでも、彼女は積極的で、結構ボディータッチがありました」
「身の上話、特に不幸話はしましたか?」
「不幸話ですか?」
「家族のこととか…」
「あ…、母親は最近亡くなって、家族は祖母と妹の二人で、父親は知らないそうです」
「ああ、それで年上の男性が好きだと…」
「そう…、そう言ったよ。よくわかったね」
「わかりますよ。あと、将来の夢とかは…」
「エステの店を開きたいそうです」
「お店ですか…。服装はどうですか? 特に男を意識した挑発的なものですか?」
「あ、かなり責められている感じかな…。エステティシャンなのでそのせいかと…」
「露出は多めってことですね」
「そうです。かなり多めです」
「あと、特にセクシーな話をしましたか?」
「いや…、話というよりは、セクシーな写真を見せられたよ」
「ホテルに誘ったのは、彼女なんですね」
小俣君は、そう言うと束の間沈黙し、深刻そうな低い声で言った。
「男の気を引く話。特に身の上話は常套手段です。将来の夢も同じです。積極的でベタベタした態度。露出多めの服装。セクシーな写真。男に考える隙を与えない…。危険です」
「コマタ君、どうしたらいい?」
「そうですね…。一時間後に私が部長に電話します。危険な状況だったら、そう言ってください。すぐにフロントに通報します」
小俣君はそう言った。いい提案だ。
「助かるよ。あ、このことは内密に…」
「部長、分かってますよ」
トイレでスマホを握ったまま頭を下げた。
ミツコさんは、部屋に入いると、すぐに服を脱ぎ、ベッドに倒れ込んだ。
その姿は、あまりに無防備だった。
私は目をそらし、パジャマに着替えた。
振り向くと、彼女は寝息をたてていた。寝息はやがて、アシカの叫びのようないびきになり、ときどき歯ぎしりも重なった。
心配が杞憂であったと笑いが込み上げた。
「心配かけたけど、大丈夫そうだよ」
私は小俣君に電話をした。
仰向けのミツコさんの大きな胸は、引力に逆らって真上を向き、いびきに合わせて、ゆっくり上下している。
私は彼女に布団をかぶせながら、この顔とこの体を手に入れるのに、いくらかかったのだろうと、余計な心配をした。
ミツコさんは振られるたびに整形したと言ったが、それは違う気がした。
整形をするたびに、どんどん自分を見失っていったのではないかと思った。
私はまったく眠れず、いびきと歯ぎしりの二重唱の中で朝を迎えた。
十一時にチェックアウトし、ランチをすることにした。昼間の光の中で見るミツコさんの姿は、強烈だった。形状のはっきりした顔も、大きな胸も、派手なワンピースも、太陽の下では、夜よりもはるかに目立つ。
ミツコさんはやはり腕をからめてきた。すれ違う人の視線がどうしても気になる。私とはバランスが悪すぎる。
私は年甲斐もなく、若い女性に目がくらんだことを心底後悔していた。
彼女の、あっけらかんとした天真爛漫な性格は、天性のものなのだろう。
それは、間違いなく長所なのだと思う。
しかし、彼女と一緒に暮らしていくのは、賑やかで落ち着かないと感じていた。
私は平穏無事に過ごしたいと思う。
どう言えば、彼女を傷つけず、整形もさせずに別れられるか、必死で考えていた。
人は見かけじゃないとは言えないし…。
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.丁
①きのと
②ひのえ
③ひのと
Q2.頭
①いただき
②かみ
③こうべ
Q3.瓶
①つぼ
②もんめ
③かめ
Q4.陛
①はしご
②のき
③きざはし
Q5.特
①おひつじ
②おうし
③いけにえ
↓
↓
↓
↓
↓
A1. 丁
正解③ひのと
①きのと…乙
②ひのえ…丙
A2.頭
正解③こうべ
①いただき…頂
②かみ…神
A3.瓶
正解③かめ
①つぼ…壺
②もんめ…匁
A4.陛
正解③きざはし
①はしご…梯
②のき…軒
A5. 特
正解②おうし
①おひつじ…牴
③いけにえ…犠
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.賀ぶ
①たっとぶ
②よろこぶ
③えらぶ
Q2.宣べる
①くらべる
②のべる
③しらべる
Q3.存える
①かんがえる
②すえる
③ながらえる
Q4.有つ
①もつ
②たもつ
③まつ
Q5.墜ちる
①くちる
②みちる
③おちる
↓
↓
↓
↓
↓
A1.賀ぶ
正解②よろこぶ
①たっとぶ…尊ぶ
③えらぶ…選ぶ
よろこぶ
A2.宣べる
正解②のべる
①くらべる…比べる
③しらべる…調べる
A3.存える
正解③ながらえる
①かんがえる…考える
②すえる…据える
A4.有つ
正解①もつ
②たもつ…保つ
③まつ…待つ
A5.墜ちる
正解③おちる
①くちる…朽ちる
②みちる…満ちる
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.腕
①かいな
②わざ
③たなごころ
Q2.敏し
①はやし
②とし
③すかし
Q3.柄い
①かたい
②いきおい
①かるい
Q4.預め
①はじめ
②あたため
③あらかじめ
Q5.配ぶ
①ならぶ
②はこぶ
③えらぶ
↓
↓
↓
↓
↓
A1.腕
正解①かいな
②わざ…技
③たなごころ…掌
A2.敏し
正解②とし
①はやし…早し
③すかし…賺し
A3.柄い
正解②いきおい
①かたい…硬い
①かるい…軽い
A4.預め
正解③あらかじめ
①はじめ…始め
②あたため…温め
A5.配ぶ
正解①ならぶ
②はこぶ…運ぶ
③えらぶ…選ぶ
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.覚り
①しかり
②さとり
③しっかり
Q2.征る
①いたる
②とる
③うつる
Q3.勅
①はらい
②やしろ
③みことのり
Q4.卒かに
①にわかに
②ひそかに
③わずかに
Q5.寸か
①おろそか
②わずか
③かすか
↓
↓
↓
↓
↓
A1.覚り
正解②さとり
①しかり…然り
③しっかり…確り
A2.征る
正解②とる
①いたる…至る
③うつる…遷る
A3.勅
正解③みことのり
①はらい…祓
②やしろ…社
A4.卒かに
正解①にわかに
②ひそかに…秘かに
③わずかに…僅かに
A5.寸か
正解②わずか
①おろそか…疎か
③かすか…微か
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
今回は毎日庭の餌台にやってくる「四十雀」を描きました。
庭の餌台には「野鳥の餌」や「ひまわりの種」が置いてあります。
毎日「四十雀」「ハシブトガラ」「ゴジュウカラ」「すずめ」などがやってきます。
四十雀やハシブトガラ、ゴジュウカラは両足を上手に使ってヒマワリの種を押さえて食べています。
四十雀は、毎年私が作った巣箱で雛をかえしています。
シジュウカラ 白いほっぺたに黒いネクタイ 全長 14.5cm 渡り区分 留鳥 環境 市街・住宅地/河川・湖沼/森林/草地 全長14.5cm。体重は14gくらいです。 日本ではほぼ全国に分布していますが、北日本に多く、西日本には少ないようです。平地から山地の林にすみますが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥です。木の穴に巣をつくりますが、人工的な狭い穴にもよくつくります。「ツツピン ツツピン」と鳴いて、鳥の中でもいち早く春を告げるシジュウカラは、市街地でもおなじみの鳥です。四十の雀と書いてシジュウカラ。たくさん群れるから、という説や、スズメ40羽分の価値があったことから名付けられたという説もあります。
ある男が、死んでしまったシジュウカラを寺へ持って行き、出てきた小坊主に、あの世への引導(いんどう)を渡してほしいと頼みました。小坊主が「これは何ですか」ときくので、「これはシジュウカラという鳥です」と答えると、小坊主は「なにシジュウカラ?人間でさえ人生わずか50年(五十年)というのに、なんじは小鳥のぶんざいでシジュウカラとは生き過ぎたり。カアーツ!」と叫んで引導を渡しました。シジュウカラの引導という江戸時代のお話ですが、これは、あの有名な一休和尚の小坊主時代のエピソードとされています。 / むずかしや どれが四十雀(シジュウカラ)五十雀(ゴジュウカラ*) 一茶 / *ゴジュウカラという鳥が別にいます。... |
※一茶は四十雀と五十雀の区別が難しいと言いましたが、そんなに難しくはありません。
↑私が描いた色鉛筆画です。
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.糖
①たま
②あめ
③わな
Q2.販う
①あきなう
②うかがう
③うけがう
Q3.併し
①しかし
②きざし
③ただし
Q4.湾
①うら
②かた
③いりえ
Q5. 誉める
①ほめる
②きわめる
③すすめる
↓
↓
↓
↓
↓
A1.糖
正解②あめ
①たま…玉
③わな…罠
A2.販う
正解①あきなう
②うかがう…伺う
③うけがう…肯う
A3.併し
正解①しかし
②きざし…兆し
③ただし…但し
A4.湾
正解③いりえ
①うら…浦
②かた…潟
湾 |
湾(いりえ)海岸が同一の国の領土に属し、湾の入口の幅が比較的狭く、かつ海の陸地への入り込みが深い海の部分をいう。 |
浦 |
浦(うら)とは、湖岸・海岸の地形の1つ。 湖海に沿った屈曲がない砂泥や小石からなる海岸平野を浜(はま)、同じような地形で岩塊が露出している磯(いそ)に対し、陸地が湾曲して湖や海が陸地の中に入り込んでいる地形を指す。 |
潟 |
潟(かた)とは、が、砂嘴(さし)や砂州、または沿岸州によって外海から切り離され、湖となった地形で、潟湖(せきこ)・ラグーンともいう。一般に水深は浅い。海水と陸水が混じり合い汽水をたたえるが、潮口を通して、干満に伴う外海水との交流が行われることが多く、塩分は時間的にも空間的にも大きく変化する。海底が比較的緩傾斜で潮差が小さい沿岸によく発達し、このため日本では太平洋側より日本海とオホーツク海沿岸に多くみられる。 |
A5. 誉める
正解①ほめる
②きわめる…極める
③すすめる…勧める
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
師匠は「お内裏様」を描いてきました。
師匠は郵便事情が悪いので、ひな祭りに遅れないように、そうそうに描いたそうです。
そうなんですよね。絵手紙の往復に日にちがかかりすぎるので、旬のネタは難しいですね。
師匠は、私が母に飲ませているハーブティーが高級そうだと書いてきました。
師匠! あれは同級生のT子の店で売っているハーブティーですよ。
雛人形の主役「お内裏様」の名前と持ち物 お内裏様は天皇皇后を表していると言われています。お殿さまは、手に木製のしゃくを持っていて、しゃくの裏側に覚え書きをしるしていたようです。刀は左脇下に挟むように置き、冠の部分と立纓の2部品でなります。冠は天皇のみ着用を許された格式高いかぶり物です。お雛さまは扇を持っています。木の板を紐でつないで飾り紐を付けています。しゃくと同様に裏側に忘れてはいけない事を書いていたそうです。 雛人形には、”関東風”と”京風”があります。どちらも、天皇皇后をモデルにしているのですが、関東と京都では、お内裏様の並び方が変わってきます。”関東風”では、お殿様が向って左、お姫様が右。 ”京風”では、お殿様は向って右、お姫様は左、といった具合です。この後紹介するお人形たちの持ち物にも、”関東風””京風”の違いがあります。
お内裏様は”お内裏にいる人”という意味で使われていると思われます。 徳川家康も三河殿といわれたように、場所が人を表しています。正式な名前とは言えません。
雛人形の女官「三人官女」の名前と持ち物 三人官女は真ん中が座りで、左右が立っているお人形です。真ん中は飾る場所がわかりやすいですが、左右の官女は右足左足が平行では有りません。足が出ているほうが雛壇の外側に飾ります。また関東の三人官女と京都の三人官女とでは持ち物が違っています。
関東の三人官女の持ち物は、向かって右から長柄銚子・三宝・銚子を持ちます。 お酒を注ぐ為に持ちます。 一方京都の三人官女の持ち物は、真ん中の官女が島台を持ちます。 島台は縁起物を乗せた飾り物です。 普段は後宮にいて、お姫様の近くに居た三人官女の中でも位の高い人物と思われます。左右に立っている官女は眉が描かれ、口元も白い歯です。しかし、中央に座っている官女には眉がなく、お歯黒です。これは明治ころまで続いた習慣で、既婚者もしくは年長者を意味しています。 |
師匠! 今回は「お雛様」ですね。
私は「三人官女」を描きます。
↑師匠が私にくれた絵手紙
私が師匠に送った絵手紙↓
※私、三人官女の描き方を間違えました。真ん中のみが既婚者で眉がなくお歯黒だそうです。
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.軒い
①たかい
②うらない
③かたい
Q2.軸
①きょうぎ
②かなめ
③しんぎ
Q3.制える
①ととのえる
②おさえる
③そなえる
Q4. 殿
①しり
②すえ
③しんがり
Q5. 俗しい
①いやしい
②あしい
③いぶかしい
↓
↓
↓
↓
↓
A1.軒い
正解①たかい
②うらない…卦い
③かたい…硬い/固い など
A2.軸
正解③しんぎ
①きょうぎ…経木
②かなめ…要
しんぎ
A3.制える
正解②おさえる
①ととのえる…整える。
③そなえる…備える/供える
おさえる
A4. 殿
正解③しんがり
①しり…尻
②すえ…末
A5. 俗しい
正解①いやしい
②あしい…悪しい
③いぶかしい…訝しい
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
「表外読み」 私たちが日常生活で使用する漢字の目安となるものに、「常用漢字表」というものがあります。これは内閣によって定められており、字数にして2136字が登録されています。その常用漢字表には、漢字だけでなく読み方も記されているのですが、中には、常用漢字表に記載のない読み方をする漢字もあります。その常用漢字表に載っていない読み方のことを、「表外読み」といいます。 |
Q1.般る
①めぐる
②うつる
③おくる
Q2.兵
①もののふ
②つわもの
③わるもの
Q3.予す
①あかす
②ゆるす
③はなす
Q4.論う
①あがなう
②あざなう
③あげつらう
Q5.哀しむ
①いつくしむ
②かなしむ
③いそしむ
↓
↓
↓
↓
↓
A1.般る
正解①めぐる
②うつる…移る/遷る など
③おくる…送る/贈る
A2.兵
正解②つわもの
①もののふ…武
③わるもの…賊
A3.予す
正解②ゆるす
①あかす…証す
③はなす…話す/放す/離す
A4.論う
正解③あげつらう
①あがなう…贖う
②あざなう…糾う
A5.哀しむ
正解②かなしむ
①いつくしむ…慈しむ
③いそしむ…勤しむ
#StandWithUkraine
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