都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
道外から北海道にきた人が驚くことに住宅の屋根があります。
瓦屋根がありませんから、西洋風住宅に見えるそうです。
瓦屋根がないのは、雪が凍結、融雪を繰り返し、スガモリするからだと思います。
昔は屋根の勾配も急で柾葺き屋根(まさぶきやね)でしたが、さすがに柾はなくなりました。今は長尺鉄板が使われています。
なぜかというと、北海道では雪が降るためです。
屋根の形状はいわゆる三角屋根のような傾斜のついた「落雪屋根」と、積もった雪を屋根の上で処理してしまう「無落雪屋根」というのがあります。
「落雪屋根」は雪が屋根の上に積もらないので家にとっては負担が軽くなります。
例えば100㎡の屋根の場合、0.5g/立方センチメートルの密度の雪が1m積もったとすると、重さは50トンにもなるのです。
ただし、その分敷地内に落ちる雪の量が多くなるので「雪かき」の量が多くなります。
また、雪はある程度の量が固まってから落ちてくるので、落下してきた雪が人間にぶつかる「落雪事故」も起こりえます。
また、固まった雪は落下するまでに結構な距離を飛ぶので、敷地にある程度の余裕が必要になります。
「無落雪屋根」にはふたつの方式があります。
一つは「フラット屋根」といって雪を単純に平らな屋根の上に載せたままにしておいて風で飛ばしてしまおうという方式です。
もう一つは「ダクト屋根」といって、外側から見ると平らな屋根にみえますが実は屋根中央方向に向かって傾斜が付いている方式の無落雪屋根です。
積もった雪は屋根に触れている内側のほうから溶けてくるので、ダクトを使って地下に流すという方式です。
市街地ではこちらが主流です。
これは宅地が狭くなって隣の敷地に雪が落ちるのを防止するためです。
垣根・塀も少ないです。除雪の邪魔になるからです。
地域により、屋根の形も特徴があるのも面白いそうです。
瓦のない屋根には、道外の人がたまげるそうです。
したっけ。
厚年基金制度廃止へ=特別対策本部会合―厚労省
時事通信 9月28日(金)16時39分配信
厚生労働省は28日、AIJ投資顧問による年金消失問題を受けて設置した特別対策本部(本部長・辻泰弘副大臣)の会合を開く。この中で辻副大臣は厚年基金の一部を国に代わって運用する企業年金「厚生年金基金」制度を将来的に廃止する方向で制度改革を進めるよう指示する見通し。
運用に苦しむ基金のさらなる財政悪化を防ぐとともに、再建のめどが立たない基金の解散を促すのが狙い。年内に改革案をまとめ、来年の通常国会に厚生年金保険法の改正案提出を目指す。廃止時期は、代行部分の積立金不足問題の解決や他の企業年金制度への移行準備などが必要なため、10年程度先になりそうだ。
団塊の世代が年金を受け取る年代になってきたことを受け、年金の制度を変えようとする動きが加速しています。(年金改革)
そもそも、年金の構図自体が極端な言い方をするなら、「無限連鎖講(ねずみ講)」のようなものです。
下位のもの(現役世代)が上位(退職世代)に上納するという制度は、どう考えても破綻することは目に見えていました。
それを何の手立てもなく現在まで放置し、土壇場になって制度廃止。
サラリーマンがどれだけ苦労して厚生年金保険料、厚生年金基金保険料を支払ってきたのか、政治家の先生方はご存知なのでしょうか?
ご存知なら、軽々に「廃止」などという文言は発せられないと思うのですが。
「厚生年金基金」も国が資金の一部を肩代わりして関わって推奨してきたではありませんか。
調子のいいときはお金を貸しておいて、調子が悪くなったら返せとはあまりに理不尽です。調子が悪いときこそ何とかしてくれるのが国ではありませんか。
「廃止」などとは智恵がなさすぎです。「制度改革」が「改悪」であってはなりません。「改正」をして国民が支払った保険料が無駄になることとだけは避けてください。
「公務員共済」においては「保険料」は「厚生年金」より少なく、「共済年金」は「厚生年金」より多いという不公平がまかり通っています。
みんなが納得できる制度をつくることが「国会議員」として国民から選ばれた先生方のやるべきことだと思います。
年金も支払わないで、「生活保護」を受けたほうがいいなどということは誰が考えてもおかしいです。
みんなが安心して歳を取れるような国にしてください。
団塊世代は「金の卵」として15の春に、「就職列車」で「集団就職」に旅立った友もたくさんいます。
今となっては「腐った卵」ですか?
「厚労省」は老人に手厚い「厚老省」であって欲しいものです。
したっけ。
北海道では「タコの頭」を刺身で食べます。当然寿司ネタにもなります。
「水蛸」を、活きたまま茹で上げます。これが、甘くて柔らかく、歯切れがいい絶品の歯ごたえなのです。
タコ好き、タコ通は頭から食べます。地元民が最も好むのは頭です。お店に出せば頭から先に無くなっちゃうなんてことも・・・。
肉厚で柔らかい、通な味わいです。
「タコ頭」は「タコ足」より甘味があり美味しいのです。火を通すとぐっと甘味が増します。浜では頭のほうが重宝されます。本当に美味しいのです。是非ご賞味ください。
というのは、ちょっと言いすぎでした。
実は、「タコの足」は、道外用に出荷されますので当然頭だけ残ります。そこで、残ったものは地元で消費するしかありませんから食べるようになったのです。
でも、「足」とは違った食感で、「頭」のほうが美味しいという人がいるのも事実です。
スーパーでも普通に「タコ頭」として売っています。
私の個人的な好みでいえば、「足」のほうが好きです。イボの部分の食感がたまらない。
どうです、たまげたでしょう。
したっけ。
北海道では、「握り寿司」を「生寿司(なまずし)」といいます。
昔は生の(にぎり)寿司は珍しかったか、「海苔巻」や「稲荷寿司」、「ちらし寿司」と区別して「生寿司」と言ったのです。
ちなみに、「生寿司」は江戸時代のファーストフードでした。当時、寿司といえば鮒寿司に代表される魚介類に米を加えて乳酸発酵させた「なれ鮨(なれずし)」のことだったのです。
それを、酢飯でごまかして魚の切り身を載せた「寿司もどき」ですから、当然屋台の大衆向けで、大きさも今のおにぎりくらいあったとされています。
それがいつの間にか、高級料亭なみになり敷居の高いものになりました。今でも寿司屋に握り台があるのは屋台の名残なのです。
子どもの頃、「生寿司」は年に1回か2回くらいしか食べられませんでした。
「生寿し」ですから、当然「生海老」です。本州では海老が生でないのを知ったのは最近です。
どうです、たまげたでしょう。
したっけ。
全国的に運動会の季節といえば秋、10月に行われるようです。この時期の道外は、晴天率は圧倒的に秋の方がいいのだそうです。昔「体育の日」が10月10日だったことでもうなずけます。
しかし、北海道では5月下旬から6月上旬が運動会シーズンです。
10月といえば、北海道は場所によっては初雪の便りがある季節ですから、寒すぎるのです。
一方、北海道には梅雨がありませんから5月、6月は晴天率がいいのです。
運動会の日は、周囲に臨時の駐車場ができます。警備員や先生が車の誘導をしています。休日のスーパーの駐車場のようです。車社会ですから・・・。
観戦する人数も生徒の3~5倍はいると思います。両親はもちろん、父方の祖父母、母方の祖父母、叔父(伯父)叔母(伯母)、場合によっては従兄弟(従姉妹)まで観戦に来ます。北海道では何かイベントがあると、みんなで参加する慣習があるのかもしれません。
ですから、お弁当作りは大変です。最近ではスーパーがお弁当をお昼に配達してくれるサービスもあります。
大イベントですから「露店」が出ます。私が小学生の頃の運動会でも普通にありました。
まだあります。道外の小学校には、白い体操服があるそうですが、北海道にはありません。児童は自由な服装で参加します。
中学校には、学校別、学年別のジャージがあります。
さらに、今朝6時頃、花火の空包が鳴り響きます。これは動会開催決定の合図です。 花火が鳴らなければ中止ということです。
また、この花火は場所取り開始の合図で、早い人は前日の夜から並ぶ人もいます。
</object>
YouTube: 春の運動会花火三連発
どうです、たまげたでしょう。
したっけ。
全国的に運動会の季節といえば秋、10月に行われるようです。この時期の道外は、晴天率は圧倒的に秋の方がいいのだそうです。昔「体育の日」が10月10日だったことでもうなずけます。
しかし、北海道では5月下旬から6月上旬が運動会シーズンです。
10月といえば、北海道は場所によっては初雪の便りがある季節ですから、寒すぎるのです。
一方、北海道には梅雨がありませんから5月、6月は晴天率がいいのです。
運動会の日は、周囲に臨時の駐車場ができます。警備員や先生が車の誘導をしています。休日のスーパーの駐車場のようです。車社会ですから・・・。
観戦する人数も生徒の3~5倍はいると思います。両親はもちろん、父方の祖父母、母方の祖父母、叔父(伯父)叔母(伯母)、場合によっては従兄弟(従姉妹)まで観戦に来ます。北海道では何かイベントがあると、みんなで参加する慣習があるのかもしれません。
ですから、お弁当作りは大変です。最近ではスーパーがお弁当をお昼に配達してくれるサービスもあります。
大イベントですから「露店」が出ます。私が小学生の頃の運動会でも普通にありました。
まだあります。道外の小学校には、白い体操服があるそうですが、北海道にはありません。児童は自由な服装で参加します。
中学校には、学校別、学年別のジャージがあります。
さらに、今朝6時頃、花火の空包が鳴り響きます。これは動会開催決定の合図です。 花火が鳴らなければ中止ということです。
また、この花火は場所取り開始の合図で、早い人は前日の夜から並ぶ人もいます。
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YouTube: 春の運動会花火三連発
どうです、たまげたでしょう。
したっけ。
「やきそば弁当」は北海道の常識です。
北海道外の方は知らないと思います。北海道民の認知率は100%に近い、「インスタントカップ焼きそば」のことです。
北海道でシェア約70%を占める「やきそば弁当」は、「丸ちゃん」として有名な東洋水産が、1975年頃から北海道だけで販売している商品です。
「やきそば弁当」の特徴は、大きさにバリエーションがあって、普通サイズやきそば弁当、少し量が多い大判やきそば弁当、普通サイズの2倍にもなる大きいやきそば弁当までの3種類があります。一番の特徴はなんといっても「中華スープ」がついていることです。だから「弁当」になります。
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カップは四角で、カップラーメンの要領でフタを半分開け、「かやく」・「青海苔」と「粉末中華スープの素」の3袋が入っていますので取り出します。で、いったんカップに湯を入れて数分間待ちます。待ったら開けた角とは逆の角にも少し開けるところがあって、そこから湯を切りますが、捨ててはいけません。
その注ぎ先はマグカップの中。先ほど取り出した粉末中華スープの素を入れたマグカップに注ぐとおいしい本格派中華スープの完成です。
これが普通のインスタントカップ焼きそばと違う大きな特徴であり、この「おまけ」感覚も北海道民にうけたのですが、実は当初発売記念キャンペーンで付属していたのが始まりのようです。
「全国カップ焼そばランキング」
1位 |
日清食品 日清焼そばU.F.O.シリーズ |
49% |
2位 |
明星食品 一平ちゃん夜店の焼そばシリーズ |
16% |
3位 |
まるか食品 ペヤングソースやきそばシリーズ |
10% |
4位 |
日清食品 日清焼そばカップWからしマヨネーズ |
6% |
5位 |
東洋水産 俺の塩 |
4% |
「全国カップ焼そばランキング」を見て、「ぺヤング」を知っている北海道民はほとんどいないと思います。
そして「やきそば弁当」が北海道地域限定だというのを知らない人もいます。北海道民にとって「インスタントカップやきそば」といえば、「やきそば弁当」なのです。
したっけ。
北海道は面積が広いので以前は「支庁」という名称で14の地域に分割されていました。それを、行政の効率化で2010年4月1日に「総合振興局」を9つ、「振興局」を5つに改編されました。一応同列に置くことで、支庁がそのまま移行した感じになります。
あんまり意味がなかった感があります。
北海道庁が他県の県庁に当たります。道庁を「本店」とすると、「総合振興局」が支店、「振興局」が出張所といったところでしょうか。
全部読まなくてもいいですよ。振興局名だけでも大変ですから・・・。
●石狩振興局(いしかり)・・・所在地は札幌市中央区。道庁所在地の札幌市、そして新千歳空港を含む北海道の中心地区です。道内の振興局の中で最も人口が、もうずばぬけて多いのが特徴です。石狩平野を包含しています。
●空知総合振興局(そらち)・・・所在地は岩見沢市。石狩振興局の北側にある南北に長く海に面することがない地域です。便宜上「北空知」(中心都市深川市)、「中空知」(中心都市滝川市)、「南空知」(中心都市岩見沢市)と3分割されています。特徴はかつて炭鉱で栄えていった都市が散在するということです。しかし今は炭鉱がなくなり鉄道も廃線し過疎化が進行中です。石狩平野の延長で稲作も盛んです。
●上川総合振興局(かみかわ)・・・所在地は旭川市。北海道第二の都市旭川市を中心とする南北に長く海に面することのない地域です。南部(上川南部)はあの「北の国から」などで有名になった富良野地区、中部(上川中部)は旭川市と層雲峡大雪山系連峰で、稲作が盛んな盆地が密集しています。上川北部は名寄盆地で名寄市や士別市といったとしが並びます。
●留萌振興局(るもい)・・・所在地は留萌市。日本海に面するオロロンラインの地域で、内陸部につながる道路は少なく専ら海沿いの幹線道路しかありません。ちょっと地味に感じるかもしれないエリアだけど、ここから見る利尻富士や夕陽、これは絶景です。
●宗谷総合振興局(そうや)・・・所在地は日本最北の都市稚内市。日本最北のエリアで、利尻島と礼文島のまちも含み、サハリンを望むエリアです。日本海とオホーツク海にはさまれる唯一の地域となっています。そしてその両海岸線は気候も違います。稚内市南側の浜頓別・中頓別あたりは「天北(てんぽく)地区」と呼ばれる地域です。主な産業は酪農。
●オホーツク総合振興局(旧網走支庁)・・・所在地は網走市。オホーツク海に面する流氷とクリオネ地区。日本のシベリアと呼ばれるエリアです。網走市と北見市、紋別市の3大都市を中心として、さらにばらされて、「北網地区」は北見・網走地区のこと、「遠紋地区」は遠軽・紋別地区のことです。「知床」は根室振興局にまたがるエリアです。オホーツク海漁業と質の良い海産物が有名です。
●根室振興局(ねむろ)・・・日本本土最東端の都市根室市を所在地とする道東のエリア。ほとんどが根釧(こんせん)台地として大規模草地酪農地帯となっていてもはやそこには日本のイメージがありません。知床を中心に自然が豊富。
この地域には「北方領土」も含まれています。
●釧路総合振興局(くしろ)・・・所在地は釧路市。日本有数、道内最大の水揚げ量を誇る道東のエリア。釧路市を境に釧路西部地区(白糠)と釧路東部地区(厚岸)、釧路北部(阿寒・弟子屈)にわけることができます。釧路湿原とタンチョウと霧のイメージが強い観光名所満載の地区です。
●十勝総合振興局(とかち)・・・所在地は帯広市。広大なアメリカ大規模農業なみの畑作中心の十勝平野のエリア。私が一番大好きな地域で、その魅力は計り知れないと思っています。自分が住んでいますから・・・。帯広市を中心に北を北十勝(士幌)、南を南十勝(広尾)、東を十勝東部(浦幌)、池田から陸別までのふるさと銀河線(廃線になりました)沿線の町々は「池北(ちほく)」と呼びます。十勝は十勝だけで、という団結力も強く、札幌への対抗意識もある地域です。十勝モンロー主義といわれています。
モンロー‐しゅぎ【モンロー主義】
欧米両大陸の相互不干渉を主張する米国の外交政策の原則。
大辞泉
●日高振興局(ひだか)・・・所在地は浦河町。日高山脈西部の海岸沿いのエリアで、浦河町と新ひだか町を中心として2分されるエリアです。専ら馬、馬、馬のイメージが強く、どのまちも馬をモチーフにしています。
●胆振総合振興局(いぶり)・・・所在地は室蘭市。北海道の海の玄関苫小牧市と工業都市室蘭市を擁する工業地区。西胆振は有珠山などの有珠山(うすざん)・昭和新山に代表されるように火山地帯に位置してもいるため、登別温泉・洞爺湖温泉など有名な温泉地帯が散在しています。特に噴火湾は「北の湘南」と呼ばれます。逆に苫小牧を中心とした東部(東胆振)は平地が多く稲作など農業が盛んです。
●後志総合振興局(しりべし)・・・所在地は小樽市があるのに倶知安町という不思議地域です。歴史が関係しているようです。観光都市小樽市や積丹半島、ニセコ、蝦夷富士など観光資源に富むエリア。地域分けは小樽を中心とした「小樽地区」、余市・積丹半島の「積丹地区」、岩内を中心とする「岩内地区」、倶知安・ニセコを中心とした羊蹄山山ろくの「ニセコ羊蹄地区」、南部の「黒松内地区」に分かれます。自然とレジャーの共存のイメージが強く、留寿都リゾートやキロロリゾート、ニセコは道民でも人気のスポット。
●渡島総合振興局(おしま)・・・所在地は道内第三の都市函館市。道南の渡島半島東半分のエリア。長万部・八雲の「渡島北部地区」、大沼・函館の亀田半島を含む「渡島東部地区(亀田地区)」、松前の「渡島西部地区」に分けられます。本州とのかかわりが深く北海道の歴史の初期でもあった地区で、本州のような街並みが特徴です。道南ならではの観光名所がいっぱいで道産子も大絶賛。
●檜山振興局(ひやま)・・・所在地は江差町。地域は主に2分され、江差を中心とした上ノ国・厚沢部・乙部の「江差追分地区」、北桧山・瀬棚・今金の「北檜山地区」です。そして忘れてはならないのが奥尻島です。いっけん地味に感じる日本海岸のエリアだが、渡島総合振興局にも負けない歴史も持っているため見所も結構あります。
天気予報では必ずといっていいほどこの「総合振興局(振興局)」を使って放送します。天気予報によっては都市ごとになっていることもありますが、それでも主に「総合振興局(振興局)」所在地の都市を天気予報に使っています。
「総合振興局(振興局)」が変われば天気が一変することもしばしばです。
たとえば日高山脈で十勝総合振興局と日高振興局がわかれますが峠の山頂付近から天気が明らかに違います。十勝と釧路の間、胆振から渡島に入る峠でも天気が変わりやすいのです。
北海道に住む人間はこの区域割を覚えていないと不便なのです。この「総合振興局」、「振興局」を「地方」に置き換えて表現することが多いからです。
北海道は広いって分かるでしょう。
どうです、たまげたでしょう。
したっけ。
北海道に転勤してきた人が家(アパート)を探すときに、コンビニが近いという条件をあげるそうです。
こちらでは、ほとんど無視できます。
札幌を除く北海道では、電車(こちらでは汽車という)、バスを使うことがまず少ないからです。
コンビニは車で行くものでので、徒歩では行きません。
大げさな表現のようですが、本当に移動は車が必需品です。歩く機会が減ります。
ですから、足腰が一気に弱くなるかもしれません。
冬は寒い上に歩くのは転倒骨折危険があるのです。
コンビニで「おにぎり」を買うと、「おにぎり、温めますか?」と聞かれます。
「おにぎり」は温めないでしょうと思うかもしれませんが、寒い北海道では何でも温めます。
北海道のコンビニといえば「セイコーマート」です。
どうです、たまげたでしょう。
したっけ。