昨日は九州北部、中国、四国で梅雨入りの発表がありました。そして今日は近畿、東海地方が梅雨入りです。5月11日の九州南部に続き、続々と発表が続き、平年より20日前後も早い記録な早さです。今年は暖冬と3月の記録的な高温の影響で季節の歩みが2週間ほど早まっています。そうなると高尾山のセッコクもそろそろ見頃を迎えているの可能性があります。昨日の午後、高尾山の1号路を散策してきてきたので、様子を紹介しておきます。
高尾山口駅から見るトリックアート美術館裏側の山肌が黄色く染まっていました。例年5月下旬に見頃となるので、今年は10日ほど先行しています。
1号路を登りセッコクの群生地へ向かいます。予想ほど開花が進んでいません。木の高いところでちらほら開花していました。
蕾が膨らんできたので、1週間後には見頃を迎えそうです。
この塊はそろそろ見頃かな。
続いてイナモリソウを探しに、1号路を上ります。
1号路では黄色い花が満開です。ハナニガナでしょうか・・・
お目当てのイナモリソウです。冒頭の写真と同じ花で1輪だけ開花していました。
数多くの蕾を見かけました。あと3~4日で次々と開花しそうです。
ユキノシタも見頃が続いていました。
マルバウツギが満開
途中でハンショウヅルを見つけました。
金毘羅台の手前で引き返して、高尾山口から東高尾稜線の四辻へ登り、高尾経由で戻ってきました。途中の尾根から東京都心を見渡すことができます。昨日は南風が強く、東京都心のビル群を見ることができました。東京スカイツリーは霞の中で肉眼では認識できません。
こちらは、大光寺のサルスベリの木に着生させたセッコクです。このセッコクは間近で見ることができます。
高尾山のセッコクは今週末から5月下旬にかけて見頃となりそうです。今後、天気の悪い日が続きそうなので開花はゆっくりと進み6月まで見頃が続く可能性もあります。