昨日は朝から千葉県へ出かけてきました。娘が仕事の関係で木更津から館山に転居するための手伝いです。転任休暇は無く、土日で転居と新居の整理を終わらせ、月曜日から再び仕事とかなりハードスケジュール。薬剤師は自分の都合で休暇を取得することができず、とても忙しいようです。
奥さんは姪の大学サークル(管弦楽団)の定期演奏会を見るため、木更津での荷造りと搬出を終え14時過ぎに川崎へ向けて戻りました。そしてパパは娘を乗せて木更津から転勤先の館山へ移動。新居に搬入された段ボールの開梱、ベッドや机の組み立て、部屋に入り照明を準備する必要があることがわかったため急遽近くの大型電気店へ購入へ行ったりドタバタ続き。6月からオープンする調剤薬局を任されるらしく、夕方にはアパート近くの新しい職場を見学してきました。それにしても、パパの単身赴任先の茨城県友部に比べると、木更津も館山も共に観光地。羨ましいです(笑)。
昨日は房総半島南端からダイヤモンド富士が見られるため、予め観察ポイントを調べておきました。晴れ予報の千葉県では夕方まで梅雨前線北側の帯状の雲がかかり続け、なかなか晴れてくれません。しかも湿度が高く空は霞んでいます。一時はダイヤモンド富士は断念しかけました。ところが17時頃から帯状の雲が東海上へ後退すると共に西から青空が広がってきました。空は霞んでいるものの気象衛星画像を見ると相模湾上空には雲がありません。娘と相談して、せっかくの機会なので観察ポイントに行ってみることにしました。
館山の中心部から洲崎南側の伊戸地区まで車で20分。駐車場に日没の20分前に到着です。すでに大勢の地元の方が夕焼けを見にきていました。ちょうど海の向こうの相模湾の先に太陽が沈みかけています。雲はありませんが富士山は霞の中。
富士山の大きさや位置の見当がつかないままにしばらく太陽を眺めていると、富士山のシルエットが見え始めました。既に山頂に太陽がかかり始めています。
千葉県南端から見るダイヤモンド富士は初めてです。富士山までの距離が意外と近いので、茨城県から見るダイヤモンド富士より太陽が小さく見えます。
山頂の右肩に沈んでいきます。肉眼でもはっきり見えてきました。
相模湾越しのダイヤモンド富士。絶景です。
キャッツアイになるかな? 富士山頂では南風が吹き上げ雲が舞っているようです。真冬のような雪煙ではありません。
最後の輝き。
日没後の富士山のシルエット。
南風が吹き荒れる中での幻想的な日の入りでした。
千葉県の木更津からのダイヤモンド富士は春分の日と秋分の日に見ることができます。娘が赴任中に一度はと思っていたところ、この1年間は天気に恵まれませんでした。一方、次の赴任地の館山では、引っ越し初日にヘトヘトになりながらも美しいダイヤモンド富士を楽しむことができました。これからダイヤモンド富士の観察スポットはさらに南下し、6月5日の野島崎灯台を最後に太平洋上に移動します。館山から野島崎にかけてのエリアでは5月と7月がダイヤモンド富士のシーズンとなります。
ダイヤモンド富士を見た後は、富士山のシルエットを見ながら洲崎を経由して館山へ戻り、回転寿司やまとで夕食としました。水産会社直営のやまとは、地魚や青魚のネタが非常に新鮮でとても美味しかったです。20時に娘を送り届け、高尾に戻ったのは22時前。館山からの距離は150km弱ありますが、東京湾アクアライン上り渋滞も解消され、順調に戻ることができました。