今日は休暇を取得して福島県へ山登りに出かけてきました。日本付近には気圧の谷が残り、高気圧が東北北部から北海道方面へ移動したため、東北南部はすっきりと晴れません。西風の影響で時雨模様の天気となり、上昇気流の影響で紅葉のピークを迎えた山々は雲に包まれていました。来週には寒気が入り初雪となりそうな気配なので、紅葉を見るなら今週が最後のチャンス。明日と明後日は午前中に外せない予定が入っているため、休暇がとれた今日、悪天候覚悟で出かけてきました。
早朝5時10分過ぎに友部のアパートを出発。磐越道を郡山へ下る途中、右手に安達太良山が見えてきました。その先の吾妻小富士は雲の中です。どの山に行こうか決めていなかったのですが、何となく磐越道を直進して磐梯山へ向かうことになってしまいました。
標高1194mの八方台の駐車場には8時前に到着。悪天候にもかかわらず、第1駐車場はほぼ満車。さすが紅葉シーズンです。上空は厚い雲が垂れ込め、途中車窓から見上げた磐梯山の山頂付近は雲の中です。でも雨や霧でなくて良かった。
登山路は多少ぬかるみがある程度で歩きやすいです。色づき始めた木々を見上げながらサクサク歩き中ノ湯に到着。正面の磐梯山は雲の中です。
赤や黄色に色づいた紅葉を眺めながら木道を歩き、ここから尾根登りとなります。
途中、桧原湖を見下ろします。周囲の山々は厚い雲の中。
しばらくは霧の中の登山が続きます。
天気が悪いため、お花畑には寄らずに最短コースで山頂を目指すつもりでしたが、ちょこっと見晴らしの良い場所に寄り道。しばらく待つと少し霧が薄くなり、紅葉に彩られた磐梯山がうっすらと見えてきました。
最後の登りです。山頂が見えてきました。天気が良ければ紅葉が綺麗なポイントなのです。悪天候で残念。
駐車場から1時間25分で、標高1816mの磐梯山頂に到着。しかし周囲は真っ白。西風に吹き上げられた霧が容赦なく吹き付けます。気温は4~5℃程度でしょうか。風が強く体感温度は氷点下です。
風を避けてしばらく休憩していると、薄日が差して眼下の霧が晴れてきました。
これはチャンスです。さっそく南西斜面の紅葉を見るために少し下ります。雲が切れて美しい紅葉が姿を現しました。この景色が見られれば満足。磐梯山に来てよかった。
西側の斜面も綺麗に染まっています。青空の下で見たかった・・・
天気はこれ以上回復しそうにありません。十分満足したので下ることにします。山頂滞在はわずか25分でした(笑)
北斜面の紅葉は終盤です。寒気がやってくる来週には冬の姿に一変するでしょう。
眼下にはこれから向かうお花畑。その先には桧原湖。
お花畑へ下る途中、正面に櫛ヶ峰が姿を現しました。何となく初冬の雰囲気が漂います。
お花畑と天狗岩(右端)
再び櫛ヶ峰
天狗岩と櫛ヶ峰。天気に恵まれれば、天狗岩の先に西吾妻山や月山を遠望できるスポットですが、吾妻連山は雲の中。
お花畑の先に磐梯山を見上げます。紅葉も終盤ですね。
眼下には銅沼と桧原湖
銅沼をズーム。周囲の木々も少し黄色に染まってきました。
往路に立ち寄った箇所で再び磐梯山を見上げます。霧が晴れて紅葉に彩られた姿がくっきり。
標高1400m地点まで下ってきました。見晴らしの良いスポットで休憩。櫛ヶ峰から続く尾根も色づいています。尾根の先に見えるのは秋元湖。
秋元湖の北側には小野川湖。その先の吾妻連山は雲の中。
中ノ湯まで下ってきました。帰りは磐梯山がくっきりと見えました。
最後に、紅葉に染まる磐梯山をズーム。
来週の寒波はかなり強烈なので、もしかしたら冠雪するかもしれません。再び磐梯山に登るのは来年の6月かな?
八方台登山口に11時20分に戻ってきました。休憩30分を挟んで往復3時間15分。まずまずのペースでした。YAMAPの記録では平均ペース速い(150-170%)と表示されています。花の季節が終わり、周囲の山々の眺望も得られなかったので、紅葉見物だけではこんなものかもしれません。さて、次はどこへ行こうか。天気が良ければ一切経山とも考えていました。でも標高から考えると紅葉も終盤で、霧の中でしょう。同じ悪天候ならロープウエイを使って気軽に登れる安達太良山が良さそうです。しかし磐梯山から見る安達太良山は厚い雲の中でした。ひとまず登山口まで車で行って、様子を見ることにしました(続く)。
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