ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

ロックは死んだ。特にあの、へヴィー・メタルが出てきてからは、、、

2009-06-02 05:56:58 | 映画・読書
60年代のアメリカ若者文化の夢は破れ、民衆の心の向きを表す大衆音楽は廃れてしまい、カッコだけのヘビメタや頭でっかちのプログレがはびこる時代がありやした。

一時的な若者文化不毛の時。
兄ちゃんたちは、なんだかんだ言っても多くは髪を切り、就職してネクタイで首を締め始めた頃、弟君たち・この映像で登場する中では
モリッシー、ミックジョーンズ、ボブゲルドフ、クリッシーハインド等は退屈していた。

そんなときに、突如現れた
音楽史上最も騒々しい悪名高きバンド「ニューヨークドールズ」

艶やかメイクと、上げ底靴にピチピチパンツのきらびやかな衣装に身を包んだ、性別不明なステージ衣装と相反する激しい音は、パンクの前兆とされ、次世代の多くのミュージシャンたちに多大なる影響を与えた。しかし、ドラッグの使用とメンバの内輪もめによってあっという間に解散。


≪LA郊外、毎朝バスで職場の図書館に出勤する温和な55歳のおじさん。
彼が、70年代初頭を駆け抜けた最高にクールでいかれたロック・バンド“ニュ
 ーヨーク・ドールズ”のベーシスト、アーサー・“キラー”・ケインであること を誰も知らない。
 若くして手にした成功、その後の絵に描いたような転落。   
 アルコール漬けのどん底生活からモルモン教に改宗して救われ、平凡な生活を送 る彼の元に、突如バンド再結成の話が舞い込む。≫

映画「ニューヨーク・ドール」をツタヤで借りて見ました。

今年見た映画の中で、最も涙の量が多くてまいった作品です。
ジョニーサンダースとデビッドヨハンセン以外のメンバーをよく知らない私には主役のアーサーケインは、まるでプロの俳優が演じている役なのかと思えてしまうのでした。
最初は何故に「アーサー物語」??でしたが、見てるうちにシャイなアーサーが愛おしくなってしまいます。
教会の友人にハーモニカでメッセージを吹くアーサー。
狭い自宅の壁にはドールズのポスターを貼ってるアーサー。
質屋のベースを教会の友人のカンパで買い戻すアーサー。
5つ星のホテルで大喜びのアーサー。
バンド再結成よりも、メンバーとの確執のとれたことを喜ぶアーサー。

ジョニーサンダースの代わりのギターリスト(ガンズのイジーストラドリン)としてお声が掛ったが役が大きすぎて断ったという、ロビンヒッチコックの弾き語りが入ってます。この、アーサーのことを歌った曲がまた泣かせるのよ。

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