ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

中央線、映画の秋

2008-10-27 15:29:05 | 映画・読書
以前は、単館ロードショーを見に銀座、六本木、名画座求め三軒茶屋、目黒、亀有なんてとこまで電車で行ってましたが、もうすっかり出無精になってしまいました。

単館は、立川(ブックオフみたいで嫌な映画館だが)でかかるのを願い、渋谷などでやる音楽系の映画は、吉祥寺バウスシアター(ここは素晴らしい)でちょろっとやるのを見逃さないようにしています。あと名画座は早稲田松竹と飯田橋までなら時々行くのです。



先日は、「春婦傳」1965年(S40)を阿佐ヶ谷ラピュタ(これぞ名画座!)で見ました。

野川由美子をヒロインとした鈴木清順の女性映画三部作の一篇。
小沢昭一もチョイ役で出ていました。
第二次大戦下の中国大陸を舞台に、ひとりの兵士を全身全霊で愛した慰安婦の一途な姿を描く内容。
「従軍慰安婦」の問題が取り上げられるようになったのは、けっこう最近のようですが、これはそれより随分前の映画です。

とはいっても、メインは男と女の話し。

自分の体で男を《変えようとする》慰安婦の春美と、上官の命令に絶対服従という《変わらない》軍人精神の三上の間で、物語は進んでいく。
そして結末は、変わらない男と心中してしまうんです。昔の映画は、すっきりしないのが多いなぁー。



最近の映画で、すっきりした傑作をあげると、

「アクロスザユニバース」
これは、ビートルズ好きにはたまらない。とくに、60年代のポップアートやカウンターカルチャー好きには見逃せない1本です。
歌詞に緻密につながる内容、サイケデリックな映像等、出来すぎです。
また、おやじバンドが絶対真似できないような選曲がすばらしい!
ビートルズ好きのおやじが来てるかもと思いましたが、そういう人は音楽や映画には興味がないんでしょうね。館内は若い人でほぼ満席でした。

「イントゥーザワイルド」
これは、見る前から傑作と分かってました。内容が内容だし、ショーンペンだから。伝説の監督テレンス・マリックの“地獄の逃避行”とダブるところ大いにありでした。
世界を「何カ国も旅した」と言って自慢するのが旅じゃないぜ。そこのヒト、、、

「最高の人生の見つけ方」
インドのラジャスターンが舞台の“ダージリン急行”を再度見に行ったついでに見たのですが、なかなかスッキリする映画でした。イントゥーザワイルド同様、やりたいことやりまくって最後に悟るという単純明快なお話。
苦しんで悟るより、遊びまくって気付くこっちの方が、実際にはいいな~。でも癌は嫌だな~。

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