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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

大塚美術館

2018年01月13日 | 旅-中国・四国

 大塚美術館の駐車場は案内看板に沿って、美術館を通り越して海沿いへ。

 広い駐車場があり、ここから美術館まではシャトルバスに乗り換える。

駐車場料金は美術館内でフリーのスタンプを押しておけば無料になるので、駐車券を持ち、美術館入館後すぐにスタンプを押しておく。

美術館の建物は山に隠れ少ししか見えない。

入り口を入り、長いエスカレーターでB3Fへ。 

うわっぉ~、いきなりシスティーナ礼拝堂

1日7回程開催される定時ガイドに参加。

無料のガイドで、上の写真の左側、立て札が立っている所に集合。

ボランティアガイドさんだが、何でもよく知っておられた。 

500円で音声ガイドの貸し出しもあり、どちらにしようか迷ったが定時ガイドにした。

お金をけちった訳ではない。

初めて来たのなら、目玉といえる展示に案内してくれるのではないかな・・・と、思ったから。

相方は、この音声ガイドの方が自由に行動出来るので、こちらにした方が良かったかな?と。

次に訪れるような事があれば、今度は音声ガイドにしようと思う。

 

33歳のミケランジェロが4年の歳月をかけて制作したもので、聖書の冒頭創世記から取材した9つの場面が描かれている。 

天井画の中にはノアの箱舟も描かれており、このシスティーナ礼拝堂はノアの箱舟と同じ大きさらしい。 

デジイチで写そうとしたが、ブルーの色が出ない。

ホワイトバランスをあれこれいじってみたがダメ。

まだ一番近いのは上の写真で、デジイチで撮るのは諦めた。

タテ・ヨコの線は横90cm、縦3mの陶板の大きさで、これを何枚も張り合わせて造られている。 

陶板画なので手で触れても良いが、額縁は触らないように・・・と、言われた。

一番高い額縁は1億円を超えるとか。

その額縁が上のエル・グレコの祭壇衝立。

20年前にオープンしたこの美術館の総工費は約400億。

そのうち200億は知的所有権許諾に使われ、30億が額縁代、残り170億 が建築費用だったらしい。

見学し始めてこれらは許可をとっているのだろうか?とふと思ったが、それに200億もかけていたとは。

しかも所有者は世界中にバラバラ。

一つづつ許可をとるのは大変な作業だったでしょう。

 聖ニコラオス・オルファノス聖堂。

ギリシャテサロニキという所にあるというが、それってどこ?

 こちらはポンペイ遺跡の壁画で秘儀の間

BC70年~50年頃に造られたポンペイ郊外の別荘秘儀荘特に重要な長方形の部屋に描かれた壁画。

ポンペイ遺跡の壁画の中でも保存状態が良く、辰砂を使ったポンペイ赤は鮮やかで驚いた。

 

 

 陶板画は2000年色落ちしないと言われ、現在20000色もの色が出せるらしい。

上は、線を引き、タイルを貼り付けてレタッチされたモザイク画。

陶板画の作り方はこちらで。

 スクロヴェーニ礼拝堂(アレーナ礼拝堂)。

北イタリア バドヴァ市内の公園に建っている。

裕福な商人エンリコ・スクロヴェーニが古代ローマ円形闘技場(アレーナ)跡地に1305年に建てたもの。

聖母の生涯が12場面、キリストの生涯が25場面描かれている。 

天井のブルーがなんとも美しい。

現地で見るには予約が必要な上、見学時間も15分と決められているようだが、ここではいつまでも厭きる程見てられる。

 

 レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐

裏切者ユダは、キリストの左3人目。

ユダの右手には、裏切った報酬が入った袋を握っている。

 ルイ14世の肖像画にも立派な額縁が。

ルーブル博物館の本物は見た事はないが、この額縁も本物と同じデザインで作られている。

 

 

私が最も印象に残った絵は左、モッサが描いた彼女

女性の下には無数の男性が描かれ、よく見るとYゾーンにはネコ。

なんとも強烈な絵だわ。

いやぁ、大塚美術館ホントに良かった。

3240円の入場料金、決して高くはないと思う。

モネ、レンブラント、ムンク・・・一般に知られている
名画はほとんど網羅されている。

もう一度行ってゆっくり見たい。

すっかり満足し、今宵の宿モアナコーストへ向かいます。