木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




起き抜け、目覚まし時計の温度計が29度を示していました。
「げぇ!もしかしてエアコン壊れた?」
どおりで寝苦しかったわけです。
でも、散歩、ランニングは順調でした。

さて、ニッパとは電線を切断するための専用工具です。
電工に興味を持つまでは、私には不要なものでした。
この2本のニッパはゆうに40年以上は過ぎてます。

どちらも母親が所有していたものです。

その母親も他界し、早12年。
昨日、若いおっさま(遠州地方では僧侶をこう呼びます)が来て
13回忌の盆供養を営みました。


母の死後、2本のニッパは錆びたまま私の工具箱の片隅に。
しかし、7月の実技試験を機に、再び現役に戻すことになりました。
お世話になるのは、当ブログにたびたび登場する
プロの研ぎ屋「金原(きんぱら)研ぎ屋」です。
ここではたいがいの刃物の研磨は1本350円。
2本で700円で蘇りました。

こちらの赤い柄のものは特に思い出深いものです。

母親が工場から仕事を持ち帰り、家で内職で使っていたものです。
プラスチックの柄が一部はがれ、地金が見えてます。
母とともに私たちをこのニッパが支えていたのです。
立派なニッパです。
月命日の墓参りもサボりがちな親不孝息子ですが、
母への感謝は、こういうような何気ないものに託しています。

もう1本は電工を始めて知ったのですが、

その世界ではトップブランドの「フジ矢」のものでした。
母もいいものを使っていたんですね。
これまた、立派なニッパです。
これからも大事に使わせていただきます。

立秋過ぎても猛暑が続きますが、
それでは事故に気をつけて行ってきます。

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