木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




夜明け前に一雨降り、蒸し暑さがより増します。
散歩でじっとりと汗をかき、ランニングでべとべと。
うっとしいとはまさにこれのことです。

さて、これはちょうど1週間前のお盆の日の話です。
弟家族が川遊びのついでにあるいはメインにご覧の
川魚をたもで生け捕りにしてきました。
伊豆の方言では「ぼっちゃ」全国的にはカサゴ科の
カジカに相当するのではないかと思います。
普通の川釣りでは鮎やアマゴが主役で外道です。
しかし、その味は淡泊でおいしいことを
弟も私も経験から知っています。
今回の調理法は唐揚げ。
台所でザルにあげてもピチピチと跳ねて飛び出します。
また、川魚特有の生臭さが漂います。
「こどもの時は食べられたけど、今は無理?」
そんな疑惑が頭をよぎります。
ぬめりと臭みを取るために塩で手もみに。

当然生きている魚は抵抗して跳ねます。
そして水洗い。
これを3回繰り返します。
調理場は小さな修羅場です。

塩と片栗粉をまぶして、油に投入!。
まだ生きているものもあり油の上で跳ねます。
グルメ番組ならカメラがいっきに寄るところです。
1分もするとぼっちゃも往生し油も落ち着きます。
内臓も骨も取っていないので、中火で10分ほど

じっくりとあげました。

出来上がりは、生の状態からは想像できない
上品な仕上がりで、クセもなくおいしいです。
頭から尻尾まで全部食べます。
2~3匹をきれいに飾れば料亭の一品にも思うくらいです。
食べておきながらこう言うのも何ですが、
人間ってのは自分の欲望のために殺生を厭わない
強欲なものだとつくづく思います。

それでは事故に気をつけて行ってきます。

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