木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

今朝は寝坊もせず、Mayと余裕の散歩、気温は9℃、

こうなればバイクシューズのカバーは不要です。

春が近づいています。

さて、先週末の伊豆帰省で一番大きなことは、

およそ2年半ぶりに、この坂を下りて、

田子郵便局の横にある佐野商店を訪ねて

鰹節の背節を2本買いました。

店のご主人が小声で、(おまけで)「3000円です。」

買おうと思ったのはサンフレッシュで地元の鰹節を削った「花カツオ」のを見たからです。

「そうだ、佐野商店に行ってみよう、まだ、営業続けているかな?」

思いつきとは言え、実は2週間前の包丁研ぎの時に

スーパーベンリナーとともに

鰹節カンナを取り出して

研いでいたので

まんざら思いつきだけではなく、

そろそろ鰹節を削りたいなーと思っていたのです。

鰹節の生産量は鹿児島県枕崎、静岡県焼津、実はこれがダントツの2強です。

そこに私の私見で静岡県西伊豆町の田子を引っ付けて、三大鰹節としました。

焼津は明治時代に田子の薫乾の方法を学んで、大産地に発展したのです。

一方、田子はカツオ漁の撤退とともに50年前は40軒あった製造業者が

今は、たったの4軒、風前の灯火(ともしび)です。

カネサ、カネサダ、田子丸、この3店は商店やネットでも買うことができます。

でも、たぶん最も小さな佐野商店の鰹節は、この店に行かないと買えません。

小さきものが、大好きな私、一番小さな灯を絶やしたくないのです。

私のささやかな郷土愛です。

フレッシュな削り立ての鰹節がおいしいのは、言うまでもありません。

コーヒー豆を毎回挽いて飲んでいる方なら、これは理解していただけると思います。

ご主人に「なかなかうまくきれいな削り節にならないのですが、

何かコツはありますか?」

佐野さん「そうだねー……すれば」

続きは後日にしましょう。

それでは今日も元気に行きましょう!

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )